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このサイトについて: 私自身が30年来のファンであり、また海外のslash fandomの一角で80年代から現在に至るまでカルト的な人気を擁する、「エロイカより愛をこめて(From Eroica with Love)」を題材とした、英語での厖大な二次創作群を紹介・翻訳しています。サイト管理者には原作者の著作権を侵害する意図は全く無く、またこのサイトにより金銭的な利益を享受するものでもありません。「エロイカより愛をこめて」は青池保子氏による漫画作品であり、著作権は青池氏に帰属します。私たちファンはおのおのが、登場人物たちが自分のものだったらいいなと夢想していますが、残念ながらそうではありません。ただ美しい夢をお借りしているのみです。

注意事項:
 原作の内容を大幅に逸脱し、男性間の性愛を主題にした明らかに性的な内容を含みます。不快感を覚える方は画面をお閉じ頂けるよう、お願い申し上げます。

2012/09/01

「関係性の重視」


関係無いですがT.E.ロレンス(神坂智子)って、今から考えると普通にナマモノ二次ですよね~ん。



~ ΟΥ ΦΡΟΝΤΙΣ ~
Here I emphasise again the point of shōjo manga, i.e. relationships; and the point of shōnen-ai, which is sexual relationships between beautiful men. Anything else is a moot point, and so accuracy is willingly sacrificed.

直訳:
ここで私は少女漫画のポイント、つまり関係性と、少年愛のポイントである美しい男性間における性的な関係を再度強調します。それ以外のポイントは未決定であり、ゆえに正確さは進んで犠牲にされます。

意訳:
ここで私が再度強調したいのは、「少女漫画」を特徴づけるものは「関係性の重視」であり、「少年愛」においてそれは「美しい男性間における性的な関係」で表現されるという二点です。それ以外は些末事と言ってよく、史実に対する忠実さはむしろ選択的に無視されています。



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Wikipediaの「やおい」の項目を時々チェックするのですが、項目が立てられた当初はごく簡潔な記述だったものが、今ではすっかり充実した内容で頼もしい限り。(何がだ) こういったサブカルチュア(特にポルノグラフィ)において、男性の求めるものと女性の求めるものに明確な差異があり、それが「データベース型消費」と「相関図消費」というタームでわかりやすく説明されています。また、『現在では日本や欧米だけでなくアジアや中南米を含めて、メディアの発達とフェミニズム運動を経験した地域ではやおいに相当するサブカルチャーが分布している』、だそうです。頼もしい限り。(だから何がだ)

2 件のコメント:

  1. 擦り切れるくらい読みましたT.E.ロレンス。
    手放してしまったのが今でも悔やまれる…

    それ言うと、日出処の天子もそうだよね?

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  2. 私も手放してしまったの。買うと置き場所がな… 
    ひでしょのてんこ(高校時代からそう呼んでいる)もそういえばナマモノ二次か!

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