先週の「巴里の夜」は、みっつも書く気はなかったのです。最初はそれこそ、伯爵にいいようにされるサバーハのシーンだけで終わりでした。私は男性的に大胆でかつ繊細な伯爵が大好きなので、ここを書くのは楽しかったです。あと、けっこうかっこいい少佐を書けたので嬉しかった!あそこまでだったら、単にかっこいい少佐で終わったんだけど。
最終的にむっつり少佐の妄想を書き始めたら、もう筆がすべる滑る。あれは考えたというよりは、少佐の方から私に降りてきた。いつものノンケ少佐ではなくて、どっかからやってきた「実は…」タイプの少佐が。彼は脳裡ではあんなこともこんなことも伯爵に妄想していた。かわゆいやつ。奥手の高校生みたいではあるが、男は初めてだから勝手がわかんないんだよね!
伯爵が少佐の脳内妄想を知ったらどうなるんだろう。サービス精神旺盛な彼のことだから、一回は願いをかなえてあげたりするんじゃないのかな。おとなしく言うことを聞いてあげて。可愛くしてあげて。でも続かないような気がするなー。そのうち業を煮やして、あっさりひどいことを言い出しそうだ。「きみ、淡白じゃないくせに上手でもないよね。」とか。
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「きみの言いつけをなんでも聞く、ものわかりのいい金髪くんでいるのかい?この私が?それってまんま、Z君じゃないか!」伯爵はくすくす笑った。「きみ、Z君に気があるのかい?」
「ばっかもんが!けしからんことを言うな!」
「だろ?きみはZ君には手を出さない。だったら私がZ君みたいになっても無駄無駄無駄。だってなんにもしてくれないんだろ。私は私の路線で、正々堂々とこっちから手を出すさ。さあ、脱ぎたまえ。今日のきみの下着がグレーなのはもう調べ済みだ。もったいぶらなくてもいいよ。」
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「ばっかもんが!けしからんことを言うな!」
「だろ?きみはZ君には手を出さない。だったら私がZ君みたいになっても無駄無駄無駄。だってなんにもしてくれないんだろ。私は私の路線で、正々堂々とこっちから手を出すさ。さあ、脱ぎたまえ。今日のきみの下着がグレーなのはもう調べ済みだ。もったいぶらなくてもいいよ。」
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妄想はこうやって羽ばたいてゆくのです。
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進捗。
(1) 2382語 9% まで終了
(2) 18452語 23% まで終了
(3) 4262語 37% まで終了
(2) 18452語 23% まで終了
(3) 4262語 37% まで終了
BasilLeavesさまこんばんわ~。
返信削除>ばっかもんが!
に大うけしました(笑)
巴里の夜はどきどきしながら拝読しました。
少佐視点&続きが読みたいー!無礼を承知でリクエストしてみようかなと思っていたらあれよあれよと言う間にupしてくださって、天にも昇る気持ちでした。
伯爵と少佐、この時点で精神的にはもういたしてますよね?ね?いたしてるも同然、できちゃってるみたいなもんですよね?だから「やらない」ことにこれだけ濃厚な意味があるんだ!と一人で勝手に滾ってました。笑。
なんというか、絶頂のない延々と続く前戯みたいで…。
コメントでとばしてくださいますね!wwwww
返信削除私も書きながらじれったさにちゃぶ台ひっくり返しそうでしたが、その発想はなかったわw 素敵な形容だ。
「まだやってないけど精神的にはすでにいたしているふたり」の関係をインスパイアしてれたのは、少佐が後ろから伯爵の腕をわしづかみにしているあのカラー名画です。伯爵の薄織りのボレロがなぜか半脱ぎになっているあの絵ですね。少佐がもんのすごく怖い顔してるやつ。先生はずるいよなあ。あんな絵で読者を釣っといて…。
>少佐が後ろから伯爵の腕をわしづかみにしているあのカラー名画
返信削除伯爵が半分上着脱いでるってところに今気付きました(遅っ)
そして、逃げようとしている伯爵を少佐が捕まえてるように見えますね!ぎゃっ。
私が「この二人はあやしい」
と思ったのはプラスウルトラの51ページです。あの近さ、あの身長差、そして風上に伯爵。今までの少佐なら絶対嫌がると思うのに二人とも普通…。
きっと伯爵のフレグランスのいい匂いがしていると思いますw
>先生はずるいよなあ。あんな絵で読者を釣っといて…。
きっと規制が年々強くなっているんでしょうかねえ。
先生真面目そうだからきちっと遵守するんだろうなあ。
じゃあ、先生の代わりに私たちが妄想!笑!
プラウルの51ページ見てきました!伯爵が珍しい格好(服装)のやつですね。
返信削除これに限らず、カラー画は本当に釣り。わたしたち、釣られまくり。先生入れ食い状態。
膝枕のやつはなんでどの画集にも入ってないのでしょう。
その膝枕のは見たことないです!
返信削除どっちがどっちのお膝でおねむなんでしょうか?!
メールで送ります。ふふふ・・・
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