ユリイカの昨年の12月号はタンタンの特集だった。そこに、スタンフォード大で教鞭をとるタンタンの研究者が、タンタンにおける同性愛の欲望について分析した文章が載っている。スノーウィの名は原語では「Milou」これはEmileエミールという男性名の愛称だそうだ。そこには、タンタンとエミールの間には悪の国ドイツ滞在中に同性愛の感情が生まれ、それは「金のはさみのカニ」篇でふたたび現れる、とある。
「シャンパンは無意識の次元では性的な行為に対応する。細長い瓶の形や突然わき出てパチパチ跳ねる泡は、かなりあからさまな男根のシンボルとなっている。」
「『金のはさみのカニ』では、タンタンは友人のスノーウィにアペリティフを勧める。これは驚くべきことである。というのは、タンタンはいつも飲酒を厳しく抑制しているからだ。ここではタンタンの欲望がアクティングアウトされるだけでなく、欲望の素朴な現れが彼の罪を告発することになる。」
「同様の欲望はハドックとタンタンの間でも現れる。砂漠でハドックは意識を失う。つまり、昼間の検閲から解き放たれた無意識がいっそう自由に現れるのだ。ハドックはタンタンをシャンパンだと思いこみ、暴行に及ぼうとする。」
わたくしの感想その一: 私の持ってるタンタンとはちがうタンタンが世界のどこかにはあるのかw
わたくしの感想その二: うちのクラウスくんにも、もっとどっさりシャンパンを飲ませてやらんとな。
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返信削除こんな論議を呼ぶほど、タンタンにふと萌えてしまう輩が世間に多いのでしょうか。
返信削除じゃあ「スポンジ・ボブはゲイだ」という意見はどうなの、ということになりますが・・・。
誰を見てもゲイに見えた、自分の腐りきった少女時代を思い出します。
腐りきった少女時代とまっとうに社会復帰した青年期&壮年期(なんかちがうな)を経て、また腐り始めた私がいます。タンタンはちょっと守備範囲外だけど。
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