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このサイトについて: 私自身が30年来のファンであり、また海外のslash fandomの一角で80年代から現在に至るまでカルト的な人気を擁する、「エロイカより愛をこめて(From Eroica with Love)」を題材とした、英語での厖大な二次創作群を紹介・翻訳しています。サイト管理者には原作者の著作権を侵害する意図は全く無く、またこのサイトにより金銭的な利益を享受するものでもありません。「エロイカより愛をこめて」は青池保子氏による漫画作品であり、著作権は青池氏に帰属します。私たちファンはおのおのが、登場人物たちが自分のものだったらいいなと夢想していますが、残念ながらそうではありません。ただ美しい夢をお借りしているのみです。

注意事項:
 原作の内容を大幅に逸脱し、男性間の性愛を主題にした明らかに性的な内容を含みます。不快感を覚える方は画面をお閉じ頂けるよう、お願い申し上げます。

2012/02/01

タンタンにおける欲望



ユリイカの昨年の12月号はタンタンの特集だった。そこに、スタンフォード大で教鞭をとるタンタンの研究者が、タンタンにおける同性愛の欲望について分析した文章が載っている。スノーウィの名は原語では「Milou」これはEmileエミールという男性名の愛称だそうだ。そこには、タンタンとエミールの間には悪の国ドイツ滞在中に同性愛の感情が生まれ、それは「金のはさみのカニ」篇でふたたび現れる、とある。
「シャンパンは無意識の次元では性的な行為に対応する。細長い瓶の形や突然わき出てパチパチ跳ねる泡は、かなりあからさまな男根のシンボルとなっている。」

「『金のはさみのカニ』では、タンタンは友人のスノーウィにアペリティフを勧める。これは驚くべきことである。というのは、タンタンはいつも飲酒を厳しく抑制しているからだ。ここではタンタンの欲望がアクティングアウトされるだけでなく、欲望の素朴な現れが彼の罪を告発することになる。」

「同様の欲望はハドックとタンタンの間でも現れる。砂漠でハドックは意識を失う。つまり、昼間の検閲から解き放たれた無意識がいっそう自由に現れるのだ。ハドックはタンタンをシャンパンだと思いこみ、暴行に及ぼうとする。」
わたくしの感想その一: 私の持ってるタンタンとはちがうタンタンが世界のどこかにはあるのかw
わたくしの感想その二: うちのクラウスくんにも、もっとどっさりシャンパンを飲ませてやらんとな。
  
  
おまけ。タンタンのセクシュアリティに関するフォーラム。ゲイ説とアセクシュアル(無性)説が有力。

3 件のコメント:

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  2. こんな論議を呼ぶほど、タンタンにふと萌えてしまう輩が世間に多いのでしょうか。
    じゃあ「スポンジ・ボブはゲイだ」という意見はどうなの、ということになりますが・・・。
    誰を見てもゲイに見えた、自分の腐りきった少女時代を思い出します。

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  3. 腐りきった少女時代とまっとうに社会復帰した青年期&壮年期(なんかちがうな)を経て、また腐り始めた私がいます。タンタンはちょっと守備範囲外だけど。

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