私は「受け」という意味ではなくて、ありとあらゆるみじめシチュバリエーションでオールみじめなみじめ少佐本があったら買うなあ。伯爵はチャラチャラしてるくせに、実はプライス卿以外とやった/やってる話は一切なし。いっぺんぐらい伯爵のガチンコの「いい人」が登場して、少佐の反応見てみたい。だってジリーくんごときであの反応ですよ。
スペインのさほど派手ではない避寒地で、北アフリカ関連の諜報任務に携わっている最中のエーベルバッハ少佐のチーム。ターゲットが食事をしているレストランに、初老の男と食事中の伯爵を見かける。同行の男が席を立った隙に、少佐は伯爵に近づいた。
「何をたくらんどる?任務の邪魔は許さんぞ。」
やつは静かにくすりと笑って、「何も。」と応えた。気に入らん。そのままあちらを向いた伯爵の二の腕を掴んでこちらを向かせた。
「まだ話は終わっとらん!」
「私には何の話もないよ。」伯爵は落ち着いた声で言うと、続けた。「手を離してくれないかな。私のいい人に誤解されてしまう。」
おれはさっと手を離した。
「そういうことか。」
「おや、野暮を言わずにわかってくれるとはね。ではお互い知らないふりで、いいね。」
この先はどう続くのだろう?
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