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このサイトについて: 私自身が30年来のファンであり、また海外のslash fandomの一角で80年代から現在に至るまでカルト的な人気を擁する、「エロイカより愛をこめて(From Eroica with Love)」を題材とした、英語での厖大な二次創作群を紹介・翻訳しています。サイト管理者には原作者の著作権を侵害する意図は全く無く、またこのサイトにより金銭的な利益を享受するものでもありません。「エロイカより愛をこめて」は青池保子氏による漫画作品であり、著作権は青池氏に帰属します。私たちファンはおのおのが、登場人物たちが自分のものだったらいいなと夢想していますが、残念ながらそうではありません。ただ美しい夢をお借りしているのみです。

注意事項:
 原作の内容を大幅に逸脱し、男性間の性愛を主題にした明らかに性的な内容を含みます。不快感を覚える方は画面をお閉じ頂けるよう、お願い申し上げます。

2012/02/04

別れ話の予感に怯えながら伯爵と付き合っている少佐

   
少佐みじめ萌えの同志のみなさまこんにちは。只今翻訳中のファンフィクは、「別れ話の予感に怯えながら伯爵と付き合っている少佐」 というとてもあり得ない、しかし私の萌えツボをずばり撃ち抜く素敵な設定のお話です。ちなみに前半がエロで後半からファンタジー風味。
 
太陽を失った後に、生きてゆけるとは思えなかった。

「クラウス・・・。私は、私たちは・・・。きみに言わなきゃならないことがある。大事なことなんだ。」

そうか。別れ話か。そうでもなければあんなにキスを避けなかったはずだ。心に浮かんだことを表情に出さずに、クラウスはうなずいた。「居間で話そう。」

 コーヒーやら紅茶やらは淹れなかった。ただでさえ緊張しているのに余計なカフェインを摂りたくなかった。それに紅茶を飲みたいなら、ドリアンならどこに何をしまってあるかはよく知っていやがるはずだ。

そこで彼らは背もたれの高い、古風なデザインのカウチに向かい合わせに座った。

 「きみに告白しなきゃならない。」 待ちかねて、クラウスはもう一度うなずくことしかできなかった。 「言え。」告白?別れ話というなら、それはそれで仕方がない。だがおれ以外に別にいたという話なら、殺す。


うひゃひゃひゃひゃひゃ。週末までに仕上げようとしていたのですが、半分もできませんでした。この二日間も所用があり、来週になります!

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