A two-man mission で東側に入り、司令部からの情報の伝達ミスでKGBに拘束された伯爵と少佐。別々の個室に監禁され、それぞれ白クマとミーシャから個別の尋問を受けた。伯爵はミーシャから、少佐は白クマから。
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白クマはゆっくりとファイルを取り上げた。
「彼ほど優れた外部契約者はどの諜報機関にとっても垂涎だ。ああいう手合いはたいてい雇い主を選ばんが、彼はNATOのためにしか働かんようだな。」
殴られた顔のまぶたが腫れ上がり、目がうまく開かなかった。無理に開くと、さっき気を失ったときに浴びせられた水が目にしみた。「報酬次第でなんだってするだろうさ。ルーブルを受け付けるかどうかは知らんがな。」
「なるほどね。」白クマは嫌な笑い方をした。
ぱらぱらとファイルをめくると、エロイカに関する個人的な資料の束から数枚の写真が落ちた。ゆっくりと、少佐にそれを見せ付けるように拾い上げながら、白クマは忍び笑いを漏らした。
「NATOが気前よく支払っている報酬には、職員への個人的な奉仕費用も含まれているというわけだな。」
「・・・」
「鉄のクラウスのお相手代は安くはなかろう。それとも反対なのかね?」
「・・・何が言いたい。」
「きみ自体が、彼への報酬の一部なのかな?」
「!」
白クマは少佐に近づき、椅子に後ろ手に縛られた少佐の濡れた黒髪をわしづかみにして、顔を持ち上げた。
「向こうの尋問室には監視カメラが仕掛けてある。見たくないかね、少佐。」
白クマは少佐に近づき、椅子に後ろ手に縛られた少佐の濡れた黒髪をわしづかみにして、顔を持ち上げた。
「向こうの尋問室には監視カメラが仕掛けてある。見たくないかね、少佐。」
「...Verdammt!」
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すみません、痛いのは苦手なので妄想はここまでです。こんなファンフィク、多分たくさんあるんでしょうね。
これはかなり面白そうだけど、読んだことないなー
返信削除書いて書いて。
外国の人も好きそうな話だよねー
温和な白クマのじわっといやーな感じの言い回しがなんともいやらしい(笑)読んでいてぞくぞくしました。続きはどうなるんでしょうか。
返信削除別室で複数(あらら)の人間に弄ばれて苦悶している白色の様子に白クマの前で怒り狂う少佐も見てみたいような。
ごめんなさい誤字。(誤)白色→(正)伯爵です。
返信削除そう、そのまさに「じわっといやーな感じの言い回し」をちょろっと書きたくて白クマに言わせてみただけなので、あとは続きません。伯爵につらい思いをさせるのは何か忍びないんだもん。あの人には常にお気楽に美しく輝いていて欲しい。少佐が痛い目にあうのは平気なんだけど。
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