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このサイトについて: 私自身が30年来のファンであり、また海外のslash fandomの一角で80年代から現在に至るまでカルト的な人気を擁する、「エロイカより愛をこめて(From Eroica with Love)」を題材とした、英語での厖大な二次創作群を紹介・翻訳しています。サイト管理者には原作者の著作権を侵害する意図は全く無く、またこのサイトにより金銭的な利益を享受するものでもありません。「エロイカより愛をこめて」は青池保子氏による漫画作品であり、著作権は青池氏に帰属します。私たちファンはおのおのが、登場人物たちが自分のものだったらいいなと夢想していますが、残念ながらそうではありません。ただ美しい夢をお借りしているのみです。

注意事項:
 原作の内容を大幅に逸脱し、男性間の性愛を主題にした明らかに性的な内容を含みます。不快感を覚える方は画面をお閉じ頂けるよう、お願い申し上げます。

2011/09/19

【海外フィク翻訳】A Price Too High 2/2 Present - by Margaret Price

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前編を踏まえたうえでのハッピーエンドです。前編に引き続きmatureな描写が多く、淡白な方にはお勧めしません。でも私は、この二人の性格の描き分けに感心しています。ある種の男性の鈍感さというのがよく書けているというのは、こういった書き物には珍しいのではないでしょうか。もちろん鈍感なだけではなく、別のところでは十分繊細なわけですが。例えば(ネタバレにつき字の色を見づらいように変えておきます)








「おまえはその絵のためなら何でもすると言った。それでその男と寝たんだろうが。 おまえは、あのかぼちゃの絵についても同じことを言ったぞ。かぼちゃパンツのためなら何でもするとな。そしておまえはいつも、欲しいものはどんな手を使っても手に入れる。」

ドリアンは目を大きく見開いた。 「クラウス、私は『紫を着る男』が欲しくてきみと寝たんじゃない。」









ここはちょっと、うっときたかな。本当に恋におちたら、少佐みたいな男性ですらこういうこと考えてしまうのかもしれませんね。(←各方面から異議があがりそうです。)



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