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このサイトについて: 私自身が30年来のファンであり、また海外のslash fandomの一角で80年代から現在に至るまでカルト的な人気を擁する、「エロイカより愛をこめて(From Eroica with Love)」を題材とした、英語での厖大な二次創作群を紹介・翻訳しています。サイト管理者には原作者の著作権を侵害する意図は全く無く、またこのサイトにより金銭的な利益を享受するものでもありません。「エロイカより愛をこめて」は青池保子氏による漫画作品であり、著作権は青池氏に帰属します。私たちファンはおのおのが、登場人物たちが自分のものだったらいいなと夢想していますが、残念ながらそうではありません。ただ美しい夢をお借りしているのみです。

注意事項:
 原作の内容を大幅に逸脱し、男性間の性愛を主題にした明らかに性的な内容を含みます。不快感を覚える方は画面をお閉じ頂けるよう、お願い申し上げます。

2011/09/21

しょうわ(LOVE)

では私もしょうわ(LOVE)なオハナシを。長くなりそうなのでコメント返しではなく、

某Slasherによれば、SlashとYaoiというのは概ね別のジャンルなのだそうです。判りやすく単純化すると、「Slash=やおい」「Yaoi=ボーイズラブ」だと思う、たぶん。Slash conとYaoi conでは、客層がぜんぜん違うんだそうな。そしてエロイカものというのは、漫画であるにもかかわらず、客層からも年代からも明らかにSlashに分類されているそうです。(CMXではYaoiというカテゴリーに分類されていたようですが。あと、Graphic Novelという言い方も見ますね。)

Yaoi con 21-23, Oct Marriott Hotel, SF Airport

Slash con
Connotations (イギリス) 7-9 Oct,    Royal County Hotel, Durham
Escapade (アメリカ, CA) 24-26 Feb 2012

Slash conは死ぬまでにいっぺん行ってみたいものですが、最盛期はもう過ぎたとの話ですね・・・


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このジャンルに於いて私の蒙を開いてくれたのは、大JUNEの復刊第一号です。"when I found slash it felt like coming home."(by Anne-Li)そのままの衝撃でした。こんなものがこの世にあったのかと。そしてなぜ私をこれほどひきつけるのかと。

大JUNE、お読みになってました?ZEPはあんまり覚えてなくて、デヴィット・ボウイの記事がたくさんあったのを記憶しています。しかし私は洋楽の方にはぜんぜん行かなかったので、そちらの道には進みませんでした。(どんな道だ)

エロイカのパロにちょっと似た漫画を覚えてますよー。金第一耕助の事件簿、だったけかな?あきらかにジェイムズ君な探偵と、あきらかに伯爵な助手だか同行者だかの話でした。いま検索したらここに情報が! あきらかに伯爵の登場人物が聞き込みのときに、「きみのお父さんのベッドって、きしむほうだった?」と聞いていたのを鮮明に覚えています。私の走馬灯が回るときに、こういうアホアホしい記憶もきっちり回ってくるのかしら・・・。
小JUNEでは言わずと知れた「私説三国志」ですよね。持ってました。途中まで。

> それから、いわゆるアニメ時代が始まり

私はそことやや重なっちゃうんですよねー。しかしなんというか、そもそもある程度の年齢のマチュアなタイプの男性が好みだったせいもあり(何しろ高校生のとき好きだった芸能人が原田芳雄)、JUNEのお耽美路線には途中からついていけず、決定打としてはその後カンブリア爆発を起こした「キャプつば」あたりから全くそこにファンタジーを見い出せず、高校生ぐらいからその手のものはほとんど読まなくなってしまいました。はまる人はこのくらいの年齢からコミケとかにどんどん行くようになるんでしょうが、私は中学生のときに一回しか行ったことがありません。箱入り娘だったんで、父親に連れられていったんだよ~

しょうわ(LOVE)なつぶやきでした。

3 件のコメント:

  1. kisaragi fujiko2011/09/21 13:22:00

    平成エロイカファンの方には申し訳ないいのですが
    レスさせてくださいませ。

    あほあほしい記憶は有り余っています。
    何度も封印してもあふれ出てくるのだね。

    大JUNE!
    多分、洋楽同人が全盛のころから少したってから刊行されたんではないでしょうか。

    佐藤陽子先生!懐かしすぎます。
    単行本は結構、最近に出版されたんではないでしょうか。
    (というか20年位前かもしれないけど)買いましたよー
    数年前に人にあげちゃったけどね。
    ソニーというのが伯爵風のほうで、ロバート・アンソニー・プラントだからかなーと当時は思っていました。伯爵の1巻のころと同じような服装で出演。

    私はJUNEよりアラン派でしたが(魔都香港とか黒魔術とかまじ信じてた)
    確かにZEPよりボウイがたくさん掲載されてましたね。
    エロイカは「健全すぎて」載らなかったのかな。
    少佐が出てきて断然面白くなったけど、艶然から健全になったからな。(いやある意味ではもっとSLASHになったね)
    どちらかで、ZEPの小説を書いている人がいて、あとでたまたまコンサートで知り合い友達になったりしましたー!

    >私説三国志

    これは驚きましたよね。途中まで読みました。
    日経の図書欄にも紹介されていて
    「大変よくできているが、ある種の読み手を意識しすぎているのがうんぬん」とか書かれてました。

    私はデスペラードシリーズが好きです。
    これはいまだに持っています。
    ある意味、少佐と伯爵もああなってくれると信じていた?!

    原田芳雄、私も好きでしたよー
    ジルベールより芳雄。

    SLASH COMのことですが、先日紹介させていただいた
    「スーパーナチュラル」では2回くらい本編で紹介されていたかもしれないです。爆笑のSLASH書きというのも出てきました。
    現在放映中のシーズン7では、SLASH FICTIONというタイトルもありますねー。あはは。しょうわ(LOVE)な人々はすでに海外に移行しているのかな?

    http://www.youtube.com/watch?v=V2U5nMBvjtM&feature=mfu_in_order&list=UL

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  2. 本ブログのコメントは、なぜかスパムフォルダに仕分けされることが多いのです。その場合、私が手動で解除するまでは反映されません。すぐに反映がなかった場合、翌日ぐらいまでお待ちくださいませ。このめんどくさいスパムフィルタを無効にする方法はないらしく、Blogger Help Forumの"How can I disable the comment spam filter?"というスレッドでは、少佐並みの罵倒が飛び交っています・・・。

    コメントを書き込めないというメールを頂いたこともあるしな。めんどくさいブログを選んでしまったのかもしれないです。

    いつごろまでJUNEを読んでいたのだろうと自分でも疑問に思い、ここを眺めて記憶をたどってみました。
    http://homepage3.nifty.com/hitoko/ki/june/doujyo21_30.html

    多分、1988年までです。だからきさらぎさんの言うデスペラードシリーズに全く記憶がないわけですね(初出1989年)。ここを見てみました。 http://meimu.sakura.ne.jp/page002.html 

    主役二人の名前がクラークとアンソニーって、やっぱ何かを思わせませんか・・・。クラーク、酒と煙草を、口の悪い黒髪ののっぽさん・・・。こ・れ・はw 今になって読みたいかも。

    私は1988年ごろを境に読書量に占める小説の割合が一割以下になり、しかもその中に恋愛小説はほとんど入っていないので、自動的にその手のもの(男性x男性もの)も一切読まなくなりました。漫画も90年代途中からほとんど読んでいません。だというのに、なぜエロイカだけ・・・

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  3. kisaragi fujiko2011/09/22 6:01:00

    こんにちはー

    クラークとアンソニーは本当にお奨めです!
    おもーくくらーいハードボイルドな話ですが、けなげに生きてて泣けますよ。
    いわゆる801なシーンはほとんどなかったと思います。


    少佐と伯爵はお城に住んでいて、美しくて裕福。
    でも、私の妄想の中にはクラークな少佐がいるんですよ。
    クラークな少佐に出会ったときの伯爵も見てみたいですよね。

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