このサイトについて

このサイトについて: 私自身が30年来のファンであり、また海外のslash fandomの一角で80年代から現在に至るまでカルト的な人気を擁する、「エロイカより愛をこめて(From Eroica with Love)」を題材とした、英語での厖大な二次創作群を紹介・翻訳しています。サイト管理者には原作者の著作権を侵害する意図は全く無く、またこのサイトにより金銭的な利益を享受するものでもありません。「エロイカより愛をこめて」は青池保子氏による漫画作品であり、著作権は青池氏に帰属します。私たちファンはおのおのが、登場人物たちが自分のものだったらいいなと夢想していますが、残念ながらそうではありません。ただ美しい夢をお借りしているのみです。

注意事項:
 原作の内容を大幅に逸脱し、男性間の性愛を主題にした明らかに性的な内容を含みます。不快感を覚える方は画面をお閉じ頂けるよう、お願い申し上げます。

2011/12/23

『Appetite Suppressant』 by Margaret Price 第五話までアップ

『Appetite Suppressant』 by Margaret Price を第五話までアップしました。折り返し地点!しかしながら年内のアップはここまでです。メリークリスマス!そして皆様よい新年を。
 



Margaret Priceさん作品の日本語訳インデックスはこちら

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18歳未満の方、または公共の場所からのアクセスはご遠慮ください。




2011/12/22

『Appetite Suppressant』 by Margaret Price 連載開始

   
    
新連載を開始しております。作者によればセックスとドラッグとバイオレンスの可愛らしいお話」だそうです。乱暴でやんちゃで決して上品ではない二人のぶつかり合いが、甘く幸せな結末に収束していく成り行きを素直にお楽しみください。全10話です。




日本語訳はこちら

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2011/12/21

【海外フィク翻訳】Vanilla - by Filigree

   
   
Vanilla
by Filigree
日本語訳はこちら


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2011/12/20

とりいそぎ

本業がテンパっててしばらく更新が滞ってますが、年内にアイスクリームの話をアップしたい意向です・・・。

2011/12/13

「EROICA100Q エロイカ好きに100の質問 for Girls」

「EROICA100Q エロイカ好きに100の質問 for Girls」



Q1 あなたが「エロイカより愛をこめて」に出会ったきっかけは?

=====>小学生のとき、友達のお姉ちゃんが購読していたプリンセスだと思う。

Q2 あなたの住んでいる地域はどのあたり?

=====>ナ・イ・ショ

Q3 一番好きな本編とその理由
=====>選べない!でもまあ。本家が腐ってた時代が好みです。『Veni, Vidi, Vici!』はやはり経典かな・・・

Q4 一番好きな番外編とその理由
=====>ミッドナイト・コレクター。伯爵という魅力的な人物の屈折が描かれているから。

Q5 コミックス派?文庫派?デラックス派?
=====>コミックスです。DX版欲しいけど、置き場所がなあ。英文版と中文版は買いました。

Q6 画集もってますか?お気に入りのエロイカの画集は?
=====>プルウラの初版とロマデラ「イブ」以外は持ってます。再販版のプルウラが大きくて印刷も綺麗で素敵だと思いますが、全部エロイカだったらな・・・とやっぱり思っちゃいますね。

Q7 エロイカのレコードを聞いたことがありますか?あれば感想を。
=====>あります。愛が足りないのでしょうか。かなりいたたまれないです。

Q8 好きなカップリング(×)またはコンビ(&)を3つまで挙げてください。
=====>伯爵x少佐(リバ)一本に操を立てております。でも読むのは大体なんでもおk

Q9 やすこせんせいのほかの作品(エロイカ以外)で好きな作品を1つ 
=====>魔弾とZとイブむす。

Q10 あなたの一番好きなエロイカカラーイラストはなに?
=====>選べるわけないじゃないですかぁ~~~っ!!!

Q11 長い連載のエロイカ、あなたの一番好きな絵柄はどの時期?
=====>やっぱり本家が腐ってた時代が好みじかな。ふたりから危険な香りが鋭く立ち上ってくる時代。

Q12 スペパクは購入しましたか? 購入したとしたら、一番お気に入りのグッズはどれ?
=====>持ってません。ときどきオクに出てるのを見て買おうかな~と思うのですが、とりあえずまだ決心がつきません。

Q13 絶対これだけは手に入れたいのよー!というエロイカグッズ(画集等)はなに?
=====>絶対に!というほどの熱意ではないのですが、ロマデダ版『イブむす』画集はやっぱり買ったほうがいいかなー。

Q14 あなたの携帯電話の待ち受け画面にエロイカは入ってる?
=====>入ってます。本家ではありませんが。この記事の最後に画像載せときます。

Q15 エロイカに出会ったことで人生かわりましたか?
=====>今回の沈没では、白髪の出る歳になって日々考えることがいきなり10代並みにがっついてお盛んになりました。

Q16 NATOの任務が日本にあるということになったらどこを舞台にしてほしいですか?
=====>日本が舞台というのは思いつかないです・・・。

Q17 同じく伯爵が日本で活躍するとしたら
=====>仏像に一目ぼれしていたこともあったので、西日本?あれは観心寺如意輪観音像に似てましたね。

Q18 舞台にしてほしいナvと思う都市(日本以外)はどこですか?
=====>おフランスぜんぜんないですよね。NATOですから出張れるところは限られますよね。北アメリカはきな臭いし・・・。

Q19 こんなのがエロイカ単行本の表紙になったら死んでもイイ!というシチュは?
=====>言わせんなよ恥ずかしい。

Q20 青池作品キャラ同士でクロスオーバーするなら是非これで!(例・少佐とバージル対決
タイムスリップしてきたまっすぐ青年ルミナスをエーベルバッハ邸で保護する立場になり、次第に魅かれていく少佐。横で伯爵がイライラ。

Q21 超能力三人組は今なにしているのでしょうか・・・
=====>誰でしたっけ。

Q22 伯爵と少佐どっちすき?
=====>セット。組み合わせ。陰陽。対。どちらが欠けることもありえない。

Q23 自分の心の中での伯爵と少佐の年齢設定
=====>20代後半から40代前半まで幅があります。

Q24 伯爵と少佐、それぞれについていつまでも独身でいてほしいと思いますか?
=====>どちらも結婚しても違和感ないですね。

Q25 その理由は?
=====>違和感ないから。それだけです。でもいまだと二人で結婚(シビル・パートナーシップ制で)もアリですね!

Q26 伯爵のパパは存命中だと思いますか?(理屈ぬきで)
=====>英国貴族の授爵ルールだと逝去してないとおかしいですか、生きてても楽しそう。でもやっぱ亡くなってる気がする。

Q27 休日の少佐に着て欲しい服はどんなの?
=====>ドイツにLL Beanみたいなブランドってありますか?なんかそーゆーの。

Q28 伯爵に着て欲しい服はどんなの?
=====>悪趣味すれすれの大胆なやつ!

Q29 少佐がはいているパン・・・男性用下着は結局どんなものなのか、想像したことがありますか?その結論は?
=====>杢グレーかカーキのボクサー。

Q30 少佐と伯爵のおしり、どっちが好きですか・・・・・
=====>おしりは伯爵かな。胸板は少佐。どっちも見たことないけど。

Q31 知的な少佐とアクションな少佐、どちらが好きですか?
=====>アクション。そして伯爵のハートを撃ち抜いて欲しい。

Q32 伯爵にしてほしい髪型は?
=====>少し髪を切ったときのも好きでした。

Q33 伯爵シリアスアクション巨編、少佐のずっこけお笑い珍道中、読めるとしたらどっちいい?
=====>伯爵シリアスアクション巨編。要は『魔弾』の伯爵版。

Q34 少佐と伯爵の再会シーンで一番好きなのはどれですか?
=====>『Veni, Vidi, Vici!』で、少佐が伯爵に銃を突きつけるところ。銃って、あからさまなメタファーじゃないですか。

Q35 少佐と伯爵のカラミ(……)シーンで一番好きなのは?
=====>『劇的な春』で、ベッドからのお電話。

Q36 少佐が任務のため、ある職に就いています。その職とは何?
=====>旧東ドイツ側のとある男子校のサッカー部のコーチ。

Q37 少佐のもみあげ、お好きですか?
=====>大好物です。

Q38 伯爵のもみあげ、あった方がいいと思いますか?
=====>もちろん!

Q39 NATO情報部の部下で好きな部下を一人教えてください
=====>Aくん。次点でGちゃん。

Q40 NATO情報部主要メンバー 部下A・B・D・E・G・Z。それぞれの予想年齢は?
=====>それぞれ少佐を基準としてA(-4)、B(-4)、C(-7)、D(-7)、E(-8)、Z(-12)

Q41 ジェイムズ君のセリフの中で一番の名言だと思うのは?
=====>「暴利をむさぼる」しか覚えてません。

Q42 ロレンスをどう思う?
=====>すみません、苦手・・・

Q43 ロレンスっていくつかしら??
=====>少佐よりひとつか二つ上。

Q44 ロレンスに恋人はいると思いますか?
=====>今はいない。早期退職のころに若い子(天然ちゃん)とくっつく。

Q45 ゲストキャラクターで好きなキャラを一人教えてください
=====>ニコリーニさんと強面ボディガードのふたりかな、やっぱし。もちろん出来てるんだよね?あの二人。


Q46 部下Gは女装している今とそれ以前とでは、どちらが好きですか?
=====>どっちもかわゆいよ。わたしやっぱりGちゃんは巨根だと思う。

Q47 「エロイカ~」で好きな女性キャラとその理由
=====>イレーヌ嬢ぐらいしか思いつきませんがな・・・

Q48 B君の奥さんて、どんな人なんでしょうね? 想像してみてv
=====>数世代前にイタリアから移民してきた陽気な一家出身の肝っ玉かあちゃん。でも夫の職業には気がついてる。言わないの。

Q49 バーバーNATO常連Z君の髪型で一番すきなのはどの時期?
=====>どれもかわゆいとおもいます。長かったよねー、最初。

Q50 Z君がペットを飼っています。どんな動物でどんな名前でしょうか。
=====>ミドリガメ。名前はクラウス。

Q51 白泉社「Z」で一番好きな話は?
=====>どれも趣が違ってて好きです。

Q52 有能なボーナム君。少佐の部下何人分の有能さだと思う?
=====>どの部下かによるじゃないですか。Aくんとはそんなに変わらないと思うけど、Bくんなら3人分ぐらい?

Q53 A君と奥さんのなれそめを想像してみてv
=====>A君のかかりつけの開業医の受付。

Q54 Gちゃんの下着はどんなだと思いますか(セクハラ)
=====>ユニセックスでかわゆいやつ。白とネイビーブルーのしましまのタンクビキニとか。

Q55 ジェイムズ君と伯爵って一体いつから一緒に住んで・・・?
=====>うーん、うーん。

Q56 それよりエロイカの部下達はいったいみんなどこへ・・・?
=====>大きなプロジェクトのときだけ集まってくるのです。

Q57 執事さんのバーコード(すだれ頭)。理想の本数は幾つですか?
=====>数えたこと無い!でもいい人ですよね。少佐の情操面でなくてはならないひと。

Q58 サバーハって・・・
=====>愛すべきバカ。

Q59 NATO情報部以外だと、どの情報部がすきですか?
=====>あんまり選択肢無くないですか?だってKGBはイヤでしょ、みなさん。

Q60 KGBをどう思いますか
=====>時事ネタになっちゃいますが、反プーチンデモの報道を見て時代が変わったと感慨しきり。

Q61 SISをどう思いますか
=====>アフタヌーンティーの気合が入ってそう。量とか。

Q62 あなたの想像するイワン(ミーシャの息子)の容貌は?
=====>普通に男前。でもかすかにミーシャの面影が。

Q63 エロイカキャラに一日なれるとしたら、誰になる?そして何をしたい?
=====>執事になって少佐ウォッチ!(伯爵はそんなことしなくてもイロイロと惜しげなく見せてくれそう)

Q64 兄or弟にしたいキャラは
=====>ありきたりですが、Zくんは便利そうですよね。

Q65 親友にしたいのは……。
=====>Gちゃんとは話が合うわよ、アタシ。それとAくんの奥さん、あなた夫の上司ネタで二次創作書いてるの知ってますよ。ナカーマ

Q66 父にしたいのは
=====>伯爵パパ。フリ-ダム。

Q67 上司にしたいのは?
=====>少佐。わたし、打たれ強いので。

Q68 このキャラにこの職業!
=====>みなさん天職についてらっしゃるので、他の職業は思いつきません。

Q69 あのキャラはこんなTV番組が好きにちがいない!(日本のでも結構です)
=====>少佐はスポーツ番組のほかはNat Geoが好きだと思う。伯爵はテレビ見ない。

Q70 あのキャラはカラオケでこの歌を歌うに違いない!(同じく)
=====>カラオケ行かないのでイメージできません。

Q71 作品中、入るならこの組織。と理由。
=====>NATO事務職は普通に就職先としていいなと思った。

Q72 作品中、入りたくないのはこの組織。と理由。
=====>KGB。経費厳しそう。

Q73 あなたは少佐の部下です。アラスカに送られる事になりましたが、それは何の罰で?
=====>覗き見。

Q74 あなたは伯爵の部下です。ご褒美をもらえる事になりましたが、何をおねだりしますか?
=====>少佐とのバカンスに使用人として付いていきます。

Q75 少佐と伯爵の部下ならどちらになりたいですか?その理由も。
=====>少佐。窃盗と殺人なら、まだ殺人の方ができそうな気がするから。

Q76 このキャラがしたこの変装が好き! 
=====>メテオラのふたり。ひげ!

Q77 このキャラがしたこの変装はいかがなものかと。
=====>伯爵のだいたいの女装。最初のころは女装はしないって言ってたじゃん・・・

Q78 このキャラが着ていたこの服が好き。
=====>初期の伯爵のあれとあれとあれとあ(中略)、少佐が革パンツと皮のトレンチ着て、アーガイルのカーデ着てるカラー画の服。

~ここからちょっとパロディ系質問~

Q79 1番かきやすいキャラは?
=====>伯爵と少佐。

Q80 1番かきやすいカップリングまたはコンビは?
=====>伯爵と少佐。

Q81 エロイカをパラレルでかくとすればどんな設定で書きますか?
=====>19世紀ごろでグランドツアーにでかけた伯爵と、親戚づきあいの都合上仕方なくパーティに出席した少佐がパリの社交界で出会い、在住外国人同士として腐れ縁な友人となり、いっしょに旅を始める。旅先であんなことやこんなことがあって、とうとう・・・

Q82 1番見たいキャラは?
=====>伯爵と少佐。

Q83 1番読みたいカップリングまたはコンビは?
=====>伯爵と少佐。

Q84 エロイカをパラレルで読むとすればどんな設定が好きですか?
=====>あの設定の二人が好きなので、あまり思いつかない。Fanon(英語フィクのご都合主義設定)での、伯爵がNATOと契約して少佐と組んで任務に当たるってのは好き。

Q85  情報部員、泥棒など実はハードな背景を持つキャラの多いエロイカ。キャラたちの過去を想像したことなどはありますか?
=====>ある。ジェイムズ君はすごい謎。

Q86 「ある」の方・・・内容聞いていいですか・・・?
=====>飛び級で9歳ぐらいでオクスフォードの数学科に入学してきた天才児。構内で若き日の伯爵を見かけてひとめぼれ。学究の道を踏みはずす。

Q87 エロイカのファンサイトで・・・こんな企画があったらイイナ!
=====>企画もなにも、現行稼動中のとこ少なすぎです・・・。もっともっともっともっと!(岡本太郎風に)

Q88 海外のエロイカファンフィクで好きな話ありますか?あればそのタイトルを教えて下さい。
=====>ありすぎてw

~パロディ系質問終了~
Q89 実在の人物でこれは○○(キャラ)だなぁと思う人はいますか?
=====>いません。

Q90 青池作品以外の作品(マンガ・小説・映画等)で「あ!なんだかエロイカキャラっぽいナv」と思ったものってありますか?(当てはめゴッコですね~)
=====>大原真理子の『イル・クラムジー』シリーズ

Q91 突然ですが、あのキャラに言いたいこと。
=====>少佐にひとこと。「そんなに一生懸命隠さなくてもいいじゃないですか。」

Q92 青池先生のほかにあなたが好きな作家・作品は?
=====>若いころにはかなり漫画(24年組世代)を読みましたが今はさっぱり。読書量は多い方だと思いますが、小説もほとんど読みません。日本人作家で唯一読むのは佐藤亜紀。

Q93 エロイカを読んでいて疑問に思うこのキャラのこういう行動。(例・少佐の写真を10枚つなげて飾るロレンス) 
=====>なんであのふたりさっさとくっつかないんだろう???

Q94 保子先生にひとこと叫ぶならこのコトバ!
=====>いじわる!!!せんせーのいじわる!!!

Q95 「エロイカ~」以外の作品または現実世界で、好きなスパイ(情報部員)は?
=====>スパイ小説読まんし、現実にも知り合い無し。

Q96 「エロイカ~」以外の作品または現実世界で、好きな泥棒
=====>不二子ちゃん。

Q97 この漫画家さんにエロイカを描いてみてほしい!(怖いけど見たい!でも可)
=====>いろんなひとが描くわけにはいかないのだろーか。どんなのでもいいから読んでみたいなあ。

Q98 他のエロイカファンに聞いてみたいこと。
=====>幸せですよねー!

Q99 エロイカのキャラでイメージする色はなんですか?
=====>金と緑。

Q100 あなたにとって「エロイカより愛をこめて」とは?
=====>年食ったあとに、こんなに楽しいことを再発見できるなんてねえ・・・。

2011/12/11

もう続きません。

  
   
まさかの続き。たいへん下品です。





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2011/12/10

新連載(うそ)

  
   
女体化した伯爵から申し込まれてそっけなく断る少佐を書こうとしたんですよ。





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2011/12/09

最終回

おげれつエロを、力技で少女漫画におとしこみました。むりやり。





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2011/12/08

Qったらなんてひどいやつ



今回は一文を、私が訳したとある英語フィクから盗用しています。わかったかたはくすりとお笑いください。
また、最後のシーンは原作者村雨公主の原案によるものです。ひどい人ですね~、いやQじゃなくて村雨さんが。


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2011/12/07

果てしなくみじめ

あ!非常に大事なことなので付け加えますが、この世界のすべて対して頑強な鉄のクラウスである軍人が、あるひとりの美しい男の前でだけ、それもある状況下でのみ、果てしなくみじめに成り下がってしまうところが萌えなのです。非常に大事なので追加しておきます。




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2011/12/06

『寝盗られ宗介』

 
 
快調に飛ばしております。私事で恐縮ですが(私事以外何を書くんだこんなところで)、わたくしは30年近く前に現役の乙女であったころから、俳優・原田芳雄の大ファンでございまして、かつ若いころから立派な男性のみじめな状況萌え、そのなかでも最も深い萌えツボがNTR、つまり寝取られ属性でした。これは今でも変わりません。こんな私にはつかこうへいの『寝盗られ宗介』は、(映画としての出来はともかく)世界にたった一つしかないわたくしのオーダーメイド的に俺得な映画だったのです。可憐な乙女心を蜂の巣にされました。ズタボロです。立ち直れません。


願わくばこの寝盗られフィクが、あなたの萌え心にもなんらかの小穴を開けますように。(←清らかな乙女の祈り)






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2011/12/05

伯爵女体化計画←いやちがった


今回は清冽で清潔なエロの名手、村雨公主さんから設定↓をお借りしています。

初期のボツ原稿を晒す(警告:伯爵女体化注意) 



女体化には全くそそられなかったのですが、寝取られ少佐は私の萌えツボ(←少佐みじめ萌え)にぴたりとはまりました。

というわけで書き始めたのがこのフィク『警告:伯爵女体化注意・表篇』です。タイトルからお分かりの通り、コメディを志しましたが、なりませんでしたです。ですどすだす。ちゃんとした結末にたどり着けるかどうかもわからないので、とりあえず書けたところから連載とします。未完で終わる可能性大。ではどうぞ。

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2011/12/03

「蜘蛛の網」

 
 
2011年11月23日のエントリの(2)に相当します。えーと、引かれる方も多いと思います。

「蜘蛛の網」
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2011/12/02

ぶかぶか輪っか襟巻は"cowl"と言うのね

編み物好きのお友達がニットのサイトで発見して、自分のブログで紹介してたぶかぶか輪っか襟巻。襟巻じゃないところに視線が泳ぎがちです。伯爵、久しぶりにこういう着こなしどう?寒すぎ?
So, did you notice the wonderful cable work on his cowl? Did you even notice he’s wearing a cowl?!?(で、襟巻のステキな編みこみに気が付いた?っていうか、襟巻してることに気がついた?!?)
というキャプションが付いてますw 

2011/11/30

"friction"

部長。若い頃と現在の中間形態が想像できんのよ。だれかできる?そして部長って日本人に生まれてたら、きっとマヨラーになってると思う。

"friction"という名詞が性行為の描写に頻出することをしってから、フリクションペンを買うとき照れてしまう純情なわたくしを誰か励ましてください。

2011/11/29

フル・イングリシュブレッククファストの朝

  
   
ほんじゃ、ねーさん方の甘いもの好きにお答へして、甘甘一発。(可愛らしすぎてK姉さんの趣味ではないと思いますが。S姉さんはいかがでしょう?)
 
あと、幸せだと何か食べ物を出さずにいられないのか私。食欲と性欲が直結してんのかも。
 
  

2011/11/28

blog タイトルの意味

  
  
私の少佐は伯爵のことをもうぜっつぼーてきに好きなんだよ。殺したいぐらい。ブログのタイトルはそういう意味なのです。伯爵、よかったね。ごめんねこれからしばらく不幸な話が続くかも。テヘッ

よしなしごと

 
 
 
私はエロイカフィクの翻訳を始めなければ一生知らなかっただろう英単語が山ほどあります。その筆頭が「Prostate(前立腺)」。

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申し遅れましたが少佐みじめ萌えのBasilLeavesです。わたし、公式設定知るまで伯爵の方が年上かと思ってました。だって少佐より大人なんだもの。初期は少佐も受け受けしかったし。現在の少佐が1巻のほっそり可憐な少佐を見たら、「誰だ貴様しゃっきりせんか!」ぐらい言いそうです。少佐というキャラは時期によって全然違う。初期のかわい子ちゃん少佐で悲惨な被虐の受け受けしい少佐もアリだし、現在の少佐で男くっさいのを書くのもアリ。中断前後期の艶の乗った時期のでZくん下克上攻めもおいしい。もちろん伯爵と全く対等のリバは、はたいふべきにもあらず。
 
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また伯爵と少佐ラブラブ幸せを書きたい気分になったら、伯爵が少佐にめろめろしっぱなしじゃなくて、ちょっと困らせて喜んでる風のも書いてみたいなあ。横でアルファベットが(またかよ・・・)てなってるようなやつ。
 
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または体育会系的に元気に:
伯爵 「わーお、きみってやっぱりここも『鉄のクラウス』…」 ばこっ☆  
少佐 「その冗談、もう一度言ったら殺すぞ。」 みたいなのとか。

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「おれの顔を見ながらいけ」だとごく普通だけど、「おれの顔にかけろ」だとすごく変態っぽいとつぶやいたら、村雨さんが超えろいやつを書いてくださったので必見。

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少佐が恋愛するうえで最も不足しているものを漢字二文字で表すと・・・【勇気】
伯爵が恋愛するうえで最も不足しているものを漢字二文字で表すと・・・【節操】

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少佐「そのぶらぶらしたものをしまえ!」   ←はやくこのセリフをどこかのフィクにぱちんと押し込めたい。

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ツンデレの理想的配分はツン80%にデレ20%と聞いたが、少佐の場合はツン98.5%、デレ0.5%、残りの1%はイモ食ってる時間
  
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ちょっと鬱々したものを書きたい気分なのです。
 
 
 

2011/11/26

軍人であり同性愛者であるということ

   
    
軍人でありかつ同性愛者であるということをが、かつてどういう意味を持ったのかを、よく現した写真をたんぶらで拾いましたので貼っておきます。

THE GAY VIETNAM VETERAN




















同性愛者であったベトナム帰還兵の墓

私が軍隊にいたころ
軍は男をふたり殺した褒美に、私に勲章を与えた
そして男をひとり愛したことで、私を除隊にした

To know more about Leonard Matlovich, please visit LeonardMatlovich.com / Wikipedia

2011/11/25

姫伯爵終了のお知らせ

 
 
伯爵と少佐のプロポーズの言葉を考えてみた。


伯爵 「きみ、私と結婚したいかい?」 
少佐 「好きなようにしろ。」 
伯爵 「じゃあ結婚してあげるよ。(エッヘン)」


というわけで、「日付の変わるころに」系列でしばらく試してみた姫伯爵終了のお知らせです。本来の私の萌えは美しくて気位の高いちゃめっけ伯爵に、格好よくてみじめな堅物少佐。ドS伯爵&ドM少佐です。意地悪伯爵と怒りを堪える少佐が書きたい!エロでもギャグでもいいです。


気がついたら今月は二つしか翻訳を放出していない。翻訳サイトだったはずなのに、ここ。






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2011/11/24

昼と夜とすべてと

 
 
きさらぎふじこ氏作「Tempus est iocundum 」(季節は悦楽の時)後編の別バージョンです。きさらぎ氏の同意を得て公開します。本作は原作とは異なり、BasilLeaves個人の少佐みじめ萌えの妄想が遠慮なく炸裂していますので、かっこいい少佐が好きな人は読まないほうがいいと思います。警告しましたよ!


「昼と夜とすべてと」
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タイトルは原作者ご希望により、カルミナ・ブラーナから取りました。詳細は下記リンク先のwikipedia をご覧くださいませ。

Dies,nox et omnia 昼と夜と全てのあらゆるものが
(バイエルンの古いカンタータより)
昼も夜も全てのあらゆるものが私に逆らう。 あのひととの会話は私を悲嘆にくれさせ、私はため息ばかり。友よ、からかうがいいさ。 でも経験豊富な君たちにお知恵を拝借したいもの。 ああ、あなたの美しい顔が私を千回も泣かすのだ、 胸に氷を抱えるようだ。  再び私を生き返らせるのはあなたのたった一度の口づけ。



2011/11/23

今書いてるもの

(1) きさらぎ邸所蔵の「Tempus est iocundum 」(季節は悦楽の時)の後編があまりにもわたしの萌えツボ(←たくさんある)にはまりまくったので、許可を得て別バージョンを書いています。きさらぎ原作とはちがい、この伯爵は幸せにならないかもしれない可能性大なので、キャンペーン終了後に放出かも。

(2) ポルノ。変態な方向に進んできたので筆が進みません。にもかかわらず幸せに終えたいし。

(3) 村雨さんちで「もうひとりのZ」というお題が出ていたので、コメント欄にちらっとだけ書いてみました。そしたらそれが別に書きかけていた鬱々とした話と結びついて、断片ではないひとつの話になりそうな勢いです。結びつけるきっかけになったのは、JETTさんちの「嫉妬(1/2)」。この話は多分、鬱々めそめそな話になります。幸せにはしたいんだけど。

(4) あとは「初雪」「車椅子」「ファーストコンタクト」などなど、断片シリーズに並べておきたいシーンがたくさんあるのですが、それはまたこんど。村雨さんちのくんかくんか少佐のフィクの下に残してきたポジションの話は、頭と尻尾を思いついたら断片に並べます。



村雨さんには拙作「日付の変わるころに」の続きをみっつもよっつも!!!書いていただいて、うれしい限り(Love  (よっつめ。コメント欄をちゃんと読みましょう。

2011/11/22

萌えつれづれ


「この私がこんなにべた惚れなのにあの男は任務だ任務だって、あんなにつれない!」「このおれがいても立ってもいられない気分になっとるのにあの男はよそでつまみ食いばかりしやがって、許せん!」お互いが自分のほうがより多く相手に惚れてると思ってて、そのことを忌々しく感じている関係萌えな同士はこちらにいらっしゃいませんか?


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「どうして伯爵のことがそんなに気にかかるんですか」って思いつめた顔と声で尋ねてくるZくんを妄想。学園モノ少女漫画かい!と突っ込みを入れていただける同士を募集中です。


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覚悟を決めて押し倒したつもりが、経験値の絶対的な差からあっさり形勢逆転されて、あれ?あれ?あれ?ってなってるうちに「怖がらなくていいよ、痛いことはしないからね」と優しく念を押されて、おれは怒りで怒髪天なのか単に赤面してるのかどっちなんだとうろたえている間に服は一枚残らず剥かれたよ、という少佐萌えな同士にはBasilLeavesさんから熱い支援のメッセージが届く可能性があります。


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「私の魅力に何が足りないんだろう?」と巻き毛をかきむしりながら鏡の前でひらひら服やら露出服やらをとっかえひっかえした翌日、少佐が服を買ってくれるというので全身を幸福感に浸しながら蝶のように風船のようにフワフワと少佐の後ろをついて行くと、無骨な登山ショップに連れ込まれて上から下までがっつり色気ゼロな登山服をそろえられ、そのままハードなトレッキングに連れ出されて愕然としつつピッケル片手に山道を登る伯爵には萌えませんかそうですか。でも山小屋で二人っきりの夜のおまけ付。

2011/11/21

Sexual arousalな少佐



拙作「日付の変わるころに」連作の「最後の一滴」の続きとして、村雨公主さんが書いてくださいました!少佐、がまんできなくなっちゃったんだね・・・。


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Nescafe? Earl Grey Tea? or Me???

2011/11/20

人物造型としてのエーベルバッハ少佐とドン・ペトロ

村雨さんのブログの記事「皇帝円舞曲に萌え萌え」に書き連ねたコメントの再録です(加筆あり)。読みようによってはかなり失礼な内容だとも思うのですが、一人のファンの正直な感想として、記録の意味を込めて自サイトに残しておくことにします。


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多分、皇帝円舞曲で作者はエロイカでやりたいことと、できることはやりつくしたのではないかと。伯爵と少佐の関係として、ここまでと決めていた限界ちょい少し越えぐらいまで、描ききってしまったのではないかと。そこで別作品にとりかかったのではないかと。

そこでアルカサルを描きはじめた時点で、青池先生にとってエロイカはやはり過去の作品になったんだろうと思う。しかし、売れ行きの方はアルカサルとエロイカだと多分ケタひとつ違うでしょう。商業的な見地からはエロイカを描け描けという圧力が必ずあるはず。

青年誌に移動できるかと描いてみた作品は、三作で終わった。(「ドラッヘンの騎士」など)年齢層の高い女性読者向けのオカルトものも、特に好評を得ず。

唯一の例外はヨーロッパ歴史モノで、「修道士ファルコ」「サラディンの日」は素晴らしかったが、長編より手間のかかる短編でもあるし、時代考証などの手間を考えると、費用&時間対効果でいえば、かなりワリの悪い作品になってしまうんだと思う。

日本の漫画界の現状では、小説家と違って本にまとまる書き下ろしだけでやっていくというシステムが無いため、漫画家として現役を貫き、生き延びて何かを書き続けるには、エロイカで連載を持つのが戦略として明らかに正しいわけでしょう。

でもねー、作品としてのアルカサルがエロイカを過去にしたように、人物造型としてのドン・ペトロの成功が、先生の中で少佐を過去にしたんだろうとも思います。

ドン・ペトロには少佐と違って、全人格的な描写がなされている。つまり、夜の部分も含めて。それからもちろん汚い部分。そして弱い部分。どれも少佐には許されない描写です。もちろんエーベルバッハ少佐という、少女漫画のみならず漫画界全体に前例を見ない魅力的な人物造形と、その人物を成り立たせている特殊な描写の切り口は青池先生にしか生み出せなかった傑作であり、私たちは十分にそれに魅せられてきました。なにしろ日本語で少佐といえばやはり鉄のクラウス。(「少佐といえば」でググってみましょう!) しかし、エロイカは再開前の後期には、初期とは違ってどんどんリアルな世界観を持ち始めており、そのなかで全人格的な描写を許されない人物造形というのは、次第に動きが不自由になってきたように思えます。おまけにエロイカのキャラクターたちには、歳を取れないという大きな縛りがある。

人間としての厚みを描きたいときにはどうしてもドン・ペトロのほうに分があり、然らば少佐に残されているのはこれまで以上のデフォルメという方法しかない。だから再開後の少佐は、怒ると髪の毛が逆立ったりとか、そういう感じになっちゃったんだなー。ものすごく逆説的な言い方で言うと「まるでマンガのように」。

伯爵は最初からデフォルメに満ちた人物造形なので、こういった葛藤はないわけです。なにしろ、「レッド・グローリア伯爵」だし。デフォルメの方向が全然別の方向に向きつつあるようですが…。伯爵に危険な香りが全くなくなったのが、私にとっては淋しい限りです…w  

(余談ながら伯爵のこの人物造形のあまりのリアリティの無さが、エロイカフィク界における英国人のプレゼンスを薄くしているしているような気がします。なんかちょっと、ハマるにはつらいのかも。エロイカフィクを書いたり、掲示板に書き込んだりするのは北米人がダントツで筆頭、次がヨーロッパ大陸人で、その次に来るのがAU&NZ、続くのが意外なことにシンガポール/マレーシア/フィリピン華人(英語で教育を受けている層)です。私の印象だけかもしれませんが。)

蛇足ですが、再開後第一作で、伯爵が少佐に「きみまだ独身?(もう結婚した?だっけかな)」って聞いてるセリフがありますね。セリフもあれだけど、その前後の小さいコマで伯爵の表情があっさりしすぎてて色気が無くてなんだかわたし的にはガッカリなあのあたり。あのコマの小さな伯爵の絵とセリフは、読者に対する念押しなんじゃないかなーと思ったり。念を押したいのは:

1) 皇帝円舞曲のあと、この二人の間には何も無かったよ
2) このふたりは何年も音信が途絶える程度の関係だよ
3) 伯爵の少佐への感情って、せいぜいこの程度だよ
4) もちろん少佐から伯爵へも、変な感情なんか無いよ
5) あの続きでラブラブしい路線を期待されても困るよ

あたりかなあ。

しかし現実、数本あるエロイカの人気の柱の一つとして、この二人の怪しい関係はやはり無視できなかったわけで、ためしに間男(←Q)を出して少佐の頭に血を上らせてみたら、ファンの頭にも血が上ってさあ大変!ああ、やっぱりはずせないんだこの要素~、というような経緯があったのではないかと。多分、先生的にはもはやすっかり枯れていらして、そんなことどーでもいいのでしょうけれど。

来月号の番外編がとっても楽しみです。イタリアでパーティ?本屋に予約に行かなくては。るんるんるん。

2011/11/16

「殻。」


  
深夜に帰宅すると夕食になるものが何も無かったので前日買った焼き栗の残りを食って寝る → 翌朝、北沢さんちに遊びに行ったら、きさらぎさんが蟹食った話をし てる → おんなじ面倒くさい殻剥きでも、栗と蟹ではぜんぜんちがうよなあと思う → こういうの(殻剥き)は、金髪はぜったい上手、黒髪は多分下手 → 例によってそこからたちまち妄想





その夜の仕事がらみの夕食で蟹が出てあらびっくりのシンクロニシティ。 
  
  










2011/11/14

お茶請けにでもどうぞ

出せるものが何も無いので、書きさしで止まっているものでも貼り出しておきます。お茶請けにでもどうぞ。


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「士官学校の四年間の間は堅物だったようだね。まったく何にも引っかからなかった。」

伯爵はぐるぐると歩き回りながら、なにやら書類を読みあげ始めた。

「入隊して戦車科にいたころに、士官学校の先輩である女性軍人との恋愛が一回、その後も同じく女性軍人との恋愛とは言えない程度のアフェアが二人と、どうやらお父君の差し金で素人のお嬢さんとのお付き合いがやはり二人、商売女とは若いころは同期とのお付き合いでけっこう遊んだけど、後に決まったお馴染みを作って、しばらくは決まったご婦人にばかり通ってた。かなり年上のそのご 婦人が商売をたたんで堅気の奥さんになってからは、そういう女性たちとのお遊びはほんのときどき。最近もまあ、数えるほど。」

書類から顔を上げて、ちらっと少佐の顔を見た。

「NATOに出向してからは、女子職員に手は出した形跡はなし。でも他国の諜報部員との後腐れの無い情事ぐらいはあったのかもね。残念ながらギムナジウム時代のことまでは調べがつかなかったな。 隣の女子高の女の子の間ではすごーく有名みたいだったけど。それから…男は私がどうやらほんとに初めての模様。」

珍しく定時のオフィスを出て自分のフラットへ帰った少佐は、伯爵が突きつけてきた書類と写真を前に、くわえていた煙草を落としそうになっていた。「おまえ…最近こそこそしとると思ったら…なにを調べとったんだ?」

「笑いたきゃ笑えよ。気になってしょうがなかったんだから。」

「あのなあ、そういうのはよくない趣味だぞ。」

「私だってこんなことをするのは初めてさ。というか、どう考えてもヘテロの男に絶望的な恋をして、何年も我慢した挙句に急転直下でそいつと相思相愛になるなんてのは初めてなんだよ。」

伯爵がうっかり口に出した「相思相愛」の単語に照れて、双方があらぬ方向に目を逸らした。

「…えーと、どこまで言ったんだっけ。」

「おまえが俺の過去の素行調査をしたところまでだ。」

「きみってほんと、俗物だよね。もう少し華麗な恋愛遍歴とかは無いのかい?」

「あっても言わん。おまえだって俺に言わんことは山ほどあるだろうが。」

「お遊びのほうなら、言われなくてもただいま整理中だよ!」

「俺は整理するまでも無く清廉潔白だ。」

「今後はなるべく慎み深くすることを誓うさ。」

「ということは、現在進行形でなにかあるんだな。」

「あったらどうだって言うんだよ!私はきみにぞっこんだけど、きみは素敵な恋人ってわけじゃない。かまってくれるわけでもないし、こっちがかまうと怒り出 す。自分勝手で乱暴で、えらそうでぶっきらぼうでタバコくさい。二言目には『俺は忙しい』だし、実際忙しくてなかなか会えない。会ってもベッドに引きずり込むのにすごく手間と時間がかかってめんどくさいし、おまけにベッドの外ではこんなふうに喧嘩ばかり だ。外でのデートも全然なし!手もつないでくれない。キスもしてくれない。なんでこんな男に夢中なのか、自分でもわからないよ。外でちょっとぐらい試食品の味見をしたって、どうだって言うんだよ!」

「何を逆切れしとるんだ!」

「きみに普通の女性関係が、しかもけっこうたくさんあってちょっとショックを受けてるだけさ。」

「俺がホモじゃないのは知っとっただろう。」

「知ってたさ。でもそれとこれとは話は別だ。頭ではわかっているけど、心が納得しないんだ。きみ、やっぱり当たり前の普通の男じゃないか。」

「最初からそう言っとるだろうが!」

「なんでそんないけしゃあしゃあとしてるんだよ!過去数年の私に対する態度からしたら、君は本来なら今頃は頭をかきむしって教会に懺悔に行っててもおかしくないぐらいの心境だと思うんだけど。」

「なんかもっとこう、鳥肌が立ったり吐き気がしたりするかと思っとったが、案外なんとも無かった。いやでもしかし、朝起きて隣にごっつい男の腕とか背中を 見ると、なんでこんなこ とにと愕然とすることはある。おまえ、指は細いけど手は俺よりでかいしな。それに、上に乗られると結構重い。」

「なんだよそれ!」

伯爵は猛然と少佐に(続く)



2011/11/11

ぼくの上司の白いシャツ

 
 
「とにかく伯爵を幸せにしてあげよう」月間は、同時に「密かにZくんに復讐月間」なのかもしれません。裏庭に「ぼくの上司の白いシャツ」をアップしました。
 
 
 
 

2011/11/09

断片04

  
朝メシ食って、コーヒー飲んで、車でスーパーへ食料の買出しに行くだけの健全なお話をアップしました。

ついった始めました。

鍵つきで妄想を垂れ流しており、ものすごーくお下品な発言を連発しておりますので、基本的にエロイカクラスタの方。鍵つきの腐ったアカウントの方、お知り合いだったりする方のリクエストしか承認してません。

2011/11/08

「食う」→「やる」→「食う」

裏庭に朝チュンを放出しました。(「断片03」)私が書くものは自分で言うのもなんですが、ほとんどが「食う」→「やる」→「食う」です。あるいはその間に「飲む」が挟まる。まともな大人なら、ほかにすることがあろうはずなのですが・・・

ある一定以上の数をこなさないと、設定とかを考える余裕は出てこないのかもしれませんね。精進します。


2011/11/07

【海外フィク翻訳】Snippet #01 - The Morning After - by Kadorienne

  
Snippet #01 - The Morning After
by Kadorienne

【警告】上記のリンクには成人向けコンテンツが含まれている可能性があります。
 18歳未満の方、または公共の場所からのアクセスはご遠慮ください。


黄金の朝チュン小作品。Kadorienneさんのドリアンは、常に優雅で素敵です。
明日は私の朝チュン(かなり下世話)を載せる予定・・・
→そんなに下世話にもならなかった。ややお笑い風味。少佐にとっては冗談ごとじゃなかったんだろうけど・・・。

2011/11/06

【海外フィク翻訳】Major Butterfly - by Anne-Li

 
  
Major Butterfly
by Anne-Li
Anne-Li's Slash Page - Major Butterfly 

Major Butterfly (日本語訳はこちら)
【警告】上記のリンクには成人向けコンテンツが含まれている可能性があります。
 18歳未満の方、または公共の場所からのアクセスはご遠慮ください。



「とにかく伯爵をしあわせにしてあげようキャンペーン」にふさわしい、幸せな悲喜劇です!20代後半ぐらいの若い伯爵でひとつ脳内再現をおねがいいたします。

この作者さんのフィクは、いつも設定が凝っていることと、やんちゃな伯爵の性格がわたくし好みで大好きなのです。



2011/11/04

xdress.com

  
  
こないだ「はくしゃくの下着に目が釘付けになるしょーさ」というのを書いたので、ではどんな下着なのだろうかと後付けながら考えてみた。参考はこちら。(閲覧注意)

PANTIES > BRIEFS のあたりにすごいのが並んでます!右わき腹にモヒトツ趣味のわからん刺青を入れた男の子の穿いてるのが、どれもえげつないです!
 
はくしゃくはやっぱもうすこし慎み深いやつを愛用しててくれるほうが萌えるかな、わたしは。
 
 
 
 


2011/11/03

直球でエロ(野望)


リバ至上(やや少佐受け)な私が、珍しく姫伯爵に攻め少佐な話を書きたくなった気分の理由を自分で考えて見ました。すぐわかりました。抑圧少佐三連発の反動です。ただいま皆様の感想メールを続々頂いているところですが、皆様、やはりいろんな意味で衝撃でしたね。ひっくりかえった方も多かったようです。体力が要ったという方もいらっしゃいました。白目をむいたという人も…

私もあの翻訳は激しく体力を消耗しました。反動で、えーい、しあわせになっちゃえー、らぶらぶー(メロンパンナちゃんのメロメロパンチを正面から食らったような)な話をひとつ書き終えて、その後、可愛い話と朝チュンな話をひとつづつ翻訳している現在ではとりあえず気分が落ち着いてきたので、こんどは可愛らしかったり朝チュンだったりじゃない方面にも手を伸ばしてみたくなりました。でも幸せは幸せです。要は直球でエロです。

エロ。書いたことないや。
 
私はアナルセックスにはほとんどなんのエロも感じないので(異性愛のアナロジーか模倣としか思えない)、たぶん突っ込んで終わりの話にはならないと思います。配信中の一作のように、抑圧のあまり突っ込まれて突っ込まれて突っ込まれて突っ込まれて突っ込まれて突っ込まれて突っ込まれて突っ込まれて、ぐらい徹底してるとそれはそれで昇華しているとは思うのですが、しかしあんなとこにいきなりあんなもん突っ込まれて、それでなにかがよくなるとゆーのは私にはちっともえろくない。我々プロパーな穴持ちには先刻ご承知のお話ではありませんか。

ではなにがどうなるとえろいのでしょうね。いろいろよく考えて見ます。抑圧少佐三連発で少佐受けはまだおなかいっぱいなので、最初は多分伯爵受けになると思います。多分。よくわかりませんが。

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書き始めました。ほぉ、私はこういうのが好きなのか、と感慨深いです。



2011/11/02

日付の変わるころに

  

表題の自作フィクを裏庭にリリースしました。コメディとして書き始めたのですが、あまりお笑い方面にはいきませんでした。しかし、「とにかく伯爵を幸せにしてあげよう」キャンペーンにふさわしいところに落とし込めたのには満足です。よかったね、伯爵。うんうん。

2011/11/01

35周年記念便乗企画リリースのお知らせ

  
完成いたしましたので、配布を開始しました。お申し込みルールはこちら

詰め合わせ内容は、名づけて「抑圧少佐三連発」です。すでにお申し込み済みで、まだお手元にお届きでない方がいらっしゃれば、恐れ入りますが再度ご連絡をお願いいたします。

さぼりまくっていた夏休みの宿題をやっと終えた気分です。今日から通常運行(伯爵を幸せにしてあげようキャンペーン)に戻ります。復帰後の翻訳第一作はAnne-Li嬢の「少佐の蝶」、その後はKadorienne女史の短編連作集を順番に、の予定です。とりあえず。

2011/10/31

たぶん今夜リリース

 
  
スビバセン(←桂枝雀風)、今91%なんです。
 
読むのと訳すのはまた質の異なった作業になります。一番長いものは、前半の状況が現実の世界情勢とややリンクする部分があって、現実の映像を他意なく目にしてしまったときに、息苦しさに翻訳が進まなくなってしまった瞬間がありました。後半は単なる読者としては気軽に読めたのですが、いざ訳してみると登場人物の苦悩の底にまでシンクロしてしまい、胸が痛くてたまらなくなりました。20代後半から30代にかけてというのは、こういうことに苦しむには遅くもない年齢ですね。私はもうとっくに通り過ぎましたが。
 
余計なことを言ってる暇があればさっさと訳せ!と自分でも思いますが、こんなときこそ余計に寄り道をしたくなるものなんですよね。で、寄り道。今書いているもの。タイトル未定。
 
クローゼットを指差して、一枚選んで着るように指示した。

今度は落ち着いて眺めることができた。長い手足、細い腰と手首、無駄のない筋肉の付いた肩と背中。細すぎない腕が見た目よりも強靭なことを、おれは知っている。

エロイカはおれの仕事着の中から真っ白でごくまっとうなシャツを一枚選び出し、素肌に羽織った。おれならば絶対にやらない着方だ。前のボタンをどこまで掛けたかは、振り返ってみるまでわからない。カフを折って裏側からボタンを留めた。ほっそりした手首にそれはぴたりと合った。ジーンズのファスナーを開ける音がした。裾を細いジーンズに入れると、腰周りが余っておれの服ではないようなシルエットになった。おれの普通の白いシャツが、やつが着ると大きさに余裕があるせいでゆったりとしたドレスシャツのように優雅だった。ファスナーが上がった。やつは無言のままに身支度をした。ベルトの金具が鳴った。まだ少し湿り気の残る髪を指で梳いた。うなじが見えた。折ったせいで短めになった袖口から、二重の細い金の鎖がのぞいていた。さっきさらさらと砂の流れるような音がしていたのは、これか。

おれはエロイカが身支度を終えるのを、ベッドに身を横たえたまま、舐めるような視線で最初から最後までみつめていた。やつは気づいているのか、いないのか。体の芯がじりじりと熱くなってゆくようだった。唇が乾いた。自分の鼓動が聴こえた。おれは昨夜この体を自由にしたというのか。おれの正気やら良心やら罪悪感やらというのはよほど無駄に強靭であるらしい。なにひとつ覚えていなかった。

エロイカは振り返った。上から二つ目のボタンまでを掛けていた。妥当だ。

「じゃあ行くよ。」

泣きはらした赤い目をこちらに向けないようにして、(続く)
 
 
 

2011/10/28

ラストスパート

進捗。


(1)  2382語  完了
(2) 18452語 74% まで終了 ←トンネルの先の明かりがようやく見えてきた・・・
(3)   4262語 完了

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週末に何とかできることを天に祈る・・・

2011/10/24

進捗とお詫び

進捗。


(1)  2382語  完了
(2) 18452語 60% まで終了 ←量的にこの人が(以下略)
(3)   4262語 完了

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お申し込みありがとうございます!大幅に遅れておりますスミマセン。週末は所用でほとんど手をつけられませんでした。月末までには何とか…。したい。(予定は未定であって決定ではない)
 
完成次第、配布を開始させていただきます。お申し込みルールはこちら

2011/10/20

お申し込みありがとうございます!

進捗。

(1)  2382語  完了
(2) 18452語 57% まで終了 ←量的にこの人がやはり問題
(3)  4262語 75% まで終了





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お申し込みありがとうございます!遅れておりますスミマセン。完成次第、配布を開始させていただきます。お申し込みはたいへん励みになるので嬉しいです。


しかし(2)はいつ完成するのか本人にも渺茫。いつもなら50%を超えると一山超えた感があるのだが、今回はまだ感じない。

2011/10/18

そろそろ受付開始


進捗。

(1)  2382語  90% まで終了
(2) 18452語 50% まで終了 ←量的にこの人が問題
(3)  4262語 66% まで終了



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そろそろ受け付け開始でございます。夏休みの宿題を9月に入ってからやるタイプ。わたし。

2011/10/17

アクセサリといえば

  
  
  
ごく初期の伯爵は右手の薬指に指輪をはめてるんですよね。それで妄想。このころの伯爵って、別に決まった相手がいたんじゃないかな。妄想するとすごく年上で、教養とか社会的地位とか資産とかもたっぷりある素敵なロマンスグレーで、やんちゃで可愛い伯爵を手のひらの上で遊ばせているような。狩りの最中に怪我をして、今は杖をついいるとか、車椅子とかでもいいな。とにかくアナクロな設定てんこ盛りの初老の男性がいいです。先代伯爵(お父様)の昔の恋人とかでもいいやー!○○どんぶりですね!(←明るく言い放つ)

ところが少佐と出会ってしまうわけですよ。

抑えようもなく惹かれてゆく自分を止められない伯爵。そんな恋人の様子にすぐ気がつく年上の人。大人の余裕で見ていられたのもつかの間、掌中の玉が指の間からすり抜けていったのに気づくのが遅すぎたことに激しく後悔。引き戻すべきかこのまま送り出してやるかの葛藤に苦しむ。年上の恋人の苦悩に、生まれて初めて恋の罪悪感を覚える伯爵。しかし運命の恋は止められない。(書いてて顔が笑うが) そんなとき、年上の恋人がが死病に犯されていることが判明する。余命いくばくもなく・・・。最期まで看取るか、運命の恋人を振り向かせることに全力を賭けるか、立ちすくみ戸惑う伯爵。だがその年上の人は、青白い頬に笑顔を受かべて、「行っておいで。」と、年若き恋人の背を押してやるのだった。


伯爵は振り返った。髪が乱れ、頬に涙の跡があった。
「きみになんか出会わなければよかった。」
少佐は即座に怒鳴り返した。「おれだってそう思っとる!」


正業にもどりなさい、わたし。



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進捗。

(1)  2382語  68% まで終了
(2) 18452語 46% まで終了
(3)  4262語 44% まで終了

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(1)はあまりに激しすぎて、訳すのが辛くなってきました・・・。(夜中に一人で哀しくなってきたというか、賢者モードに入ってしまったというか) あっさり読むだけならともかく、訳すならやっぱりもうちょっとロマンティックなやつのほうが好きでした。 (2)は長い。私の豆腐のような根性の限界を超えて長い。そして読んでて楽しかったのは前半だったので、前半訳し終わった時点でかなりしゅるしゅると気力メーターが下がってきています。 (3)はすんごくロマンティックで(しかもちゃっかりやることやってて)素敵なのですが、文体が凝ってて訳しにくい。しかしこれはなんとか美しい日本語にしたい。

(3)の一文。 "Contempt was a relief, like putting on a comfortable pair of shoes."(軽蔑は履きなれた靴のように彼を癒した。) ね、素敵でしょう。

2011/10/16

アクセサリ

  
   
少佐が二人のために対のアクセサリを作らせて、二人で肌身離さず身につけるというファンフィクがありました。どんな宝飾品かというと、少佐用には大粒のティアドロップのアクアマリンのペンダントで、石に薔薇の彫りこみのあるもの。そして伯爵用には同デザインのエメラルドで、彫りこみの模様はもちろんイノシシ
   
地下鉄のなかで読んでて膝が折れそうになりましたが、ふと己を鑑みてどっと冷や汗。猪のレリーフの玉(翡翠)のチョーカー、確かに持ってます。ときどき週末につけてます。あっはっはー。猪を首にぶら下げた女なんて、なかなかいませんよ。どこかにいたら、それはわたし。



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進捗。

(1)  2382語  44% まで終了
(2) 18452語 44% まで終了
(3)  4262語 44% まで終了

2011/10/15

リーディングデバイス

  
みなさんは英語フィクションをどこで読んでいますか。私は移動中などに、文庫本とほぼ同サイズの、もっと薄くて軽い小型のリーディングデバイスで読んでいます。キンドルの超廉価版のような簡単な機能のものをひょっこり頂いたので、英語フィクをテキストデータに落として数百個入れました。純粋にエロイカフィクに特化したデバイスです。落として誰かに拾われたら軽く死ねる。やー、だって、あんなのやらこんなのやら…
  
とは言いつつも、それを膝の上において読みながら、ケータイのメール画面に訳文の下書きを打ち込んでいくというようなアクロバティックな真似もしています。このテキスト打ち込み機能が最優先であるが故に、タッチパネル式のiphoneやアンドロイドに乗り換えられず、いつまでもQwerty端末を愛用し続けておるのです。 
 
 
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進捗。

(1)  2382語  27% まで終了
(2) 18452語 42% まで終了
(3)  4262語 44% まで終了

2011/10/14

疲れているとき

    
  
断片02   
死の淵から這い上がるような任務の後に唐突に私を抱き寄せたあの日のことを、忘れられると思っているのかい?グリーングレーの瞳が私への欲望に燃えていた。きみを誰にも渡すもんか。鋼鉄の鎧を身に纏った、私の軍神マルス。

これを書きながら私が思っていたのは、「そうそう、疲れ○○ってあるよね~」でした。すみません。20年ぐらい前までは乙女だったんですけど。
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35周年記念企画が不憫なので、「とにかく伯爵を幸せにしてあげよう」キャンペーンを鋭意実施することにいたします。伯爵、少佐とたくさんやらせてあげるからね。(でもそれって通常運行と何ひとつ変わりません。)
 


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おまけ。少佐もこのくらい脱ぎっぷりよくなってくれないだろーか。



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進捗。

(1)  2382語  9% まで終了
(2) 18452語 42% まで終了
(3)  4262語 38% まで終了

2011/10/13

某所でかわいらしい二人を見て

     


ぼくの名前はドリ坊♪
きみの名前はクラ坊♪
ふたりあわせてクラxドリさ~ 
きーみっとぼっくとでクラxドリさ~


クラ坊: 個別に名前が出る順と、セットになったときの順が違うのはなぜだ。
ドリ坊: 私は主役だからとりあえず先さ。

クラ坊: ふむ。
ドリ坊: でもセットにすると違う意味になるから、管理人が多数派に考慮したらしいよ。
クラ坊: ・・・KGBの陰謀か?(←どういう意味になるかはわかっていない)
ドリ坊: 私はどっちだっていいんだけどね。(にんまり *giggle*)


※「とにかく伯爵を幸せにしてあげよう」キャンペーン実施中  



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進捗。

(1)  2382語  9% まで終了
(2) 18452語 32% まで終了
(3)  4262語 37% まで終了

2011/10/11

妄想は昼夜を問わず

 
 
先週の「巴里の夜」は、みっつも書く気はなかったのです。最初はそれこそ、伯爵にいいようにされるサバーハのシーンだけで終わりでした。私は男性的に大胆でかつ繊細な伯爵が大好きなので、ここを書くのは楽しかったです。あと、けっこうかっこいい少佐を書けたので嬉しかった!あそこまでだったら、単にかっこいい少佐で終わったんだけど。
 
最終的にむっつり少佐の妄想を書き始めたら、もう筆がすべる滑る。あれは考えたというよりは、少佐の方から私に降りてきた。いつものノンケ少佐ではなくて、どっかからやってきた「実は…」タイプの少佐が。彼は脳裡ではあんなこともこんなことも伯爵に妄想していた。かわゆいやつ。奥手の高校生みたいではあるが、男は初めてだから勝手がわかんないんだよね!
 
伯爵が少佐の脳内妄想を知ったらどうなるんだろう。サービス精神旺盛な彼のことだから、一回は願いをかなえてあげたりするんじゃないのかな。おとなしく言うことを聞いてあげて。可愛くしてあげて。でも続かないような気がするなー。そのうち業を煮やして、あっさりひどいことを言い出しそうだ。「きみ、淡白じゃないくせに上手でもないよね。」とか。
 
 
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「きみの言いつけをなんでも聞く、ものわかりのいい金髪くんでいるのかい?この私が?それってまんま、Z君じゃないか!」伯爵はくすくす笑った。「きみ、Z君に気があるのかい?」

「ばっかもんが!けしからんことを言うな!」

「だろ?きみはZ君には手を出さない。だったら私がZ君みたいになっても無駄無駄無駄。だってなんにもしてくれないんだろ。私は私の路線で、正々堂々とこっちから手を出すさ。さあ、脱ぎたまえ。今日のきみの下着がグレーなのはもう調べ済みだ。もったいぶらなくてもいいよ。」


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妄想はこうやって羽ばたいてゆくのです。
 
 
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進捗。

(1)  2382語  9% まで終了
(2) 18452語 23% まで終了
(3)  4262語 37% まで終了

 
 
 

2011/10/10

便乗企画・進捗報告

進捗報告
 
(1)  2382語  9% まで終了
(2) 18452語 12% まで終了
(3)  4262語 37% まで終了

 
詰め合わせは三本立てとなります。(1)はわたし的にはあまり興味がなかったのですが、ま、今回はあわせてみました。(2)はえええ?な設定です。前半と後半で別の面白さが…。1-2巻ぐらいまでの伯爵と少佐で脳内再現をひとつ。(3)はえろえろです。主役は抑圧少佐なのでしょうが、私の伯爵がステキ。大好き。
 
どれもこれも訳が進んでおらず、発売日にはちと間に合いそうにありませぬ。そこんとこ、お詫び申し上げます。

2011/10/08

巴里の一夜

「サバーハ」三連作を「巴里の一夜」と改題して、裏庭に載せました。あまりにもサバーハが出てないので、サバーハ萌えの方々にとってはタイトルが羊頭狗肉かと思って。とにかくサバーハがいてこまされてるえろいやつ、から始まったはずなのに、筆がすべりに滑っているうちに、むっつり少佐の妄想大全になってしまいました。書いててすんごく楽しかったです。

個人的に気に入っているのは「食い残しのザウワークラウトのようにあっさり捨てる」という表現で、これは以前どこか別のところで使った「踏みつけたコッペパンをゴミ箱に放り投げるように」という表現の焼き直しです。ドイツ人に「コッペパン」じゃあんまりだと思って、酢キャベツにしてみました。なお、伯爵版は「淹れすぎて色も出なくなった出がらしの紅茶の茶殻のように」ですが、ジェイムズ君はいろいろ再利用してそうだな・・・。

2011/10/05

サバーハ

友人のお題に応えて、サバーハが出てくるのを書いています。ぜんぜん興味がなかったが、書いてて結構楽しくなってきた。こういうの。


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「君の国の香料の匂い、緊張したきみの汗の匂い、皮のレーシングスーツの匂い が交じり合っている。たまらないね。」

英国人は私の胸元から顔を挙げないまま、そう言った。からかうような言葉に 伴って吐き出された息の温もりが、私の肌をかすかに刺激した。それだけでもま た声が出そうだったのに、金髪はそのまま頭を下げ、巧妙な 舌で私の・・・(つづく)

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裏庭の方にアップしました。

2011/09/30

とりいそぎ

本業がシャレにならん事態になりつつあるのと、ちょっと体調を崩したのが重なりまして更新が滞っておりますが、なんとか週明けまでには次の一篇をアップしたい意向です。35周年記念便乗企画のほうもぼちぼち進めております。


おお、そうだ。今訳しているやつにも"beg" が出てきました。とりあえず「哀願」と訳しておきましょう。

2011/09/22

翻訳のお部屋004

 
 
ケーキ三連発。


こちらを読んでいて気になったのがこの部分。
…her main characters tend to always look like Klaus and Dorian, even when that’s not really the case. It’s especially bad in Knights of Drachen, but sometimes it can work to reader benefit when she feels like drawing cheesecake illustrations of, say, Don Pedro.
 この後に、全裸で川べりに横たわるカステラ屋ドンちゃんの美しいカラー画が入ります。で、チーズケーキってなんじゃらほい、「yummy(おいしそう)」とかかな?と調べると、米語で微エロなピンナップ、転じてそういうピンナップに出てくるようなかわい子ちゃん、だそうです。


そこで思い出したのが CMX版エロイカ2巻。少佐が花も恥らうカワイイ時代のGくんをfruit! と罵っていたような記憶があります。あれはおかま!とかチャラチャラすんな!とかの意味かなとテキトーに思っただけで調べていませんでしたが、今調べました。その通りでした。fruitcake!でも同じ意味だそうです。


その過程で、cakeを使ったスラングをもう一つ発見しました。"beefcake"。ハンサムなマッチョ系男性、またはそういう男性が最小限の布をまとった姿の写真、などだそうでーす。


ケーキ好きですねー、アメリカ人!
 
 

2011/09/21

しょうわ(LOVE)

では私もしょうわ(LOVE)なオハナシを。長くなりそうなのでコメント返しではなく、

某Slasherによれば、SlashとYaoiというのは概ね別のジャンルなのだそうです。判りやすく単純化すると、「Slash=やおい」「Yaoi=ボーイズラブ」だと思う、たぶん。Slash conとYaoi conでは、客層がぜんぜん違うんだそうな。そしてエロイカものというのは、漫画であるにもかかわらず、客層からも年代からも明らかにSlashに分類されているそうです。(CMXではYaoiというカテゴリーに分類されていたようですが。あと、Graphic Novelという言い方も見ますね。)

Yaoi con 21-23, Oct Marriott Hotel, SF Airport

Slash con
Connotations (イギリス) 7-9 Oct,    Royal County Hotel, Durham
Escapade (アメリカ, CA) 24-26 Feb 2012

Slash conは死ぬまでにいっぺん行ってみたいものですが、最盛期はもう過ぎたとの話ですね・・・


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このジャンルに於いて私の蒙を開いてくれたのは、大JUNEの復刊第一号です。"when I found slash it felt like coming home."(by Anne-Li)そのままの衝撃でした。こんなものがこの世にあったのかと。そしてなぜ私をこれほどひきつけるのかと。

大JUNE、お読みになってました?ZEPはあんまり覚えてなくて、デヴィット・ボウイの記事がたくさんあったのを記憶しています。しかし私は洋楽の方にはぜんぜん行かなかったので、そちらの道には進みませんでした。(どんな道だ)

エロイカのパロにちょっと似た漫画を覚えてますよー。金第一耕助の事件簿、だったけかな?あきらかにジェイムズ君な探偵と、あきらかに伯爵な助手だか同行者だかの話でした。いま検索したらここに情報が! あきらかに伯爵の登場人物が聞き込みのときに、「きみのお父さんのベッドって、きしむほうだった?」と聞いていたのを鮮明に覚えています。私の走馬灯が回るときに、こういうアホアホしい記憶もきっちり回ってくるのかしら・・・。
小JUNEでは言わずと知れた「私説三国志」ですよね。持ってました。途中まで。

> それから、いわゆるアニメ時代が始まり

私はそことやや重なっちゃうんですよねー。しかしなんというか、そもそもある程度の年齢のマチュアなタイプの男性が好みだったせいもあり(何しろ高校生のとき好きだった芸能人が原田芳雄)、JUNEのお耽美路線には途中からついていけず、決定打としてはその後カンブリア爆発を起こした「キャプつば」あたりから全くそこにファンタジーを見い出せず、高校生ぐらいからその手のものはほとんど読まなくなってしまいました。はまる人はこのくらいの年齢からコミケとかにどんどん行くようになるんでしょうが、私は中学生のときに一回しか行ったことがありません。箱入り娘だったんで、父親に連れられていったんだよ~

しょうわ(LOVE)なつぶやきでした。

2011/09/20

翻訳のお部屋003

ただいま翻訳中のものに行き詰ったので一休み。

先日訳した"A Price Too High"後編には、"beg"という動詞が2400語中、実に10箇所も出てきました。私は英語力には大きな難があるので、正確な訳はできません。日本語として読みやすい意訳を心がけることになります。どう訳し分けましょうか。以下が一覧です。


1) How long can you go before you beg for it?
  (さあ、赦しを請うまで、あとどのくらい我慢できるんだい?)

2) You want me to beg?
  (おれに赦しを請えとでも言うつもりか?) 

3) The thought of begging for anything still went against the grain with Iron Klaus.
  (赦しやら哀れみやらを請うなどというのは、いかなる状況下でも鉄のクラウスにはありえないことだった。

4) Yes. I want you to beg.
  (そうさ。 私に赦しを請うんだよ。もう許してくれって、おねだりするのさ。)

5)  “I’m gonna make you beg,
  (きみをめちゃくちゃにしてやるよ、

6) “Iron Klaus does not beg."
  (鉄のクラウスは赦しなど請わん。

7)  After several minutes, Dorian had his wish as Klaus begged for release.
  (数分後に、ドリアンは望みのものを得た。クラウスは赦しを請うた。

8) I thought Iron Klaus doesn’t beg,
  (鉄のクラウスには、敵の哀れみなど不要かと思っていたよ。)  

9) Now I’m gonna make you beg!”
  (今度はおまえをひいひい言わせてやる番だぞ!

10) Fine. I won’t make you beg too long, then.
  (いいだろう。 意地悪はほどほどにしてやるさ。ほんの少しにな。)



最初に、「許しを請う」と「おねだりする」のうち、どちらをメインの訳に採用するか考えました。 ほんとは1)を「おねだり」にしたかったのです。でもそうすると2)との繋がりがどうしてもうまくゆかなかったので、結局「許しを請う」が採用になりました。「請う」と「乞う」も迷ったのですが、そして「乞う」のえろえろな字面も捨てがたかったのですが、ここは上品に「請う」としておきました。「赦し」と「許し」については、4)で両方を使っています。

そればかりでは単調なので、5)、9)、10) では意訳を試みています。8)も意訳ですね。

7)の"for release"を訳の中に入れられなかったのが心残りなのです。入れるとどうしても冗長になってしまうので、なくなく諦めました。しかし"for release"は重要なのですよ!"release"してもらって何する気だったのクラウス君!ってまあ、答えは数行後に出ているわけですが。


かくも、 "beg"という単純な動詞はこのお話の中で重要な働きをしています。信頼関係に基づいた支配と服従の遊戯を、象徴するような単語だからでしょう。そしてその遊戯は、ヘテロであれホモであれ、どんなペアでも双方向に弄べる遊戯というわけではないように思います。私が日本産のこういった読み物の中ではリバにしか興味がなく、そもそも日本産よりはslashが好きなのは、そこに私のファンタジーがあるからなのだと思います。




2011/09/19

一度「ノリノリの少佐」「逃げ回る伯爵」を見てみたい。


 
  
戦車並みの体力に任せて襲い掛かる少佐、何か事情があって応戦できない伯爵。真剣に身の危険を感じて涙目の姫伯爵、「ますます食欲をそそる」ぐらいのことは言ってのける迫力色気少佐。少佐、ご先祖様が憑いちゃった?みたいな。
 
んーと、んーと、んーと。
 
(1) 少佐の性格が変わった理由
(2) 伯爵が応戦できない理由
(3) そんなことになってしまった経緯・場所
 
を、ひねりだせばいいわけですよね。
 
(1)か…。事故で頭を打つとか、KGBかノイエ・ナチスに変な薬を飲まされるぐらいしか思いつかないなあ。(2)は簡単。a.襲うのは好きだが襲われるのはヤダ、b.嫌がらない少佐は少佐じゃないので好みじゃない、c.真剣に怖い、d.この機に乗じてしまうと(据膳を食うとも言う)、正気に戻った少佐と永遠に顔を合わせられない、以上四つのコンボ。
 
真面目に描くんなら(1)および(3)に説得力のある設定が必要なわけですが、シチュエーションコメディだったら何でもいいよね。うーん。
  
 
 

【海外フィク翻訳】A Price Too High 2/2 Present - by Margaret Price

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前編を踏まえたうえでのハッピーエンドです。前編に引き続きmatureな描写が多く、淡白な方にはお勧めしません。でも私は、この二人の性格の描き分けに感心しています。ある種の男性の鈍感さというのがよく書けているというのは、こういった書き物には珍しいのではないでしょうか。もちろん鈍感なだけではなく、別のところでは十分繊細なわけですが。例えば(ネタバレにつき字の色を見づらいように変えておきます)








「おまえはその絵のためなら何でもすると言った。それでその男と寝たんだろうが。 おまえは、あのかぼちゃの絵についても同じことを言ったぞ。かぼちゃパンツのためなら何でもするとな。そしておまえはいつも、欲しいものはどんな手を使っても手に入れる。」

ドリアンは目を大きく見開いた。 「クラウス、私は『紫を着る男』が欲しくてきみと寝たんじゃない。」









ここはちょっと、うっときたかな。本当に恋におちたら、少佐みたいな男性ですらこういうこと考えてしまうのかもしれませんね。(←各方面から異議があがりそうです。)



2011/09/18

【海外フィク翻訳】A Price Too High 1/2 Past - by Margaret Price

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ぺドフィリアと鶏姦の描写を含みます。未成年の方、精神的に繊細な方、性的な外傷体験のある方はお読みにならないよう、強く警告しておきます。






このフィクの基になった正典(原作)は、番外編の中でも特に人気が高い一作です。あの体験が伯爵にとってどういうものであったかには、二つの解釈があると思います。「精神的な傷が残った」「傷は残らなかった」のどちらなのでしょう?


Margaret Priceさんは前者の解釈に基づいてこのフィクを書き、それはたいへん説得力のある解釈であったために、私はしみじみと感慨深くこの前後編を訳しました。一方、後者の解釈はいかがでしょう。以前どこかの掲示板で、「あの体験は伯爵にとっては、『水の中にある綺麗なものを取ろうとしたら手が濡れた』程度の感覚であって、大して気にも留めていないはず。」という書き込みを読み、これはこれで膝を打った記憶があります。


どう思われますか?