このサイトについて

このサイトについて: 私自身が30年来のファンであり、また海外のslash fandomの一角で80年代から現在に至るまでカルト的な人気を擁する、「エロイカより愛をこめて(From Eroica with Love)」を題材とした、英語での厖大な二次創作群を紹介・翻訳しています。サイト管理者には原作者の著作権を侵害する意図は全く無く、またこのサイトにより金銭的な利益を享受するものでもありません。「エロイカより愛をこめて」は青池保子氏による漫画作品であり、著作権は青池氏に帰属します。私たちファンはおのおのが、登場人物たちが自分のものだったらいいなと夢想していますが、残念ながらそうではありません。ただ美しい夢をお借りしているのみです。

注意事項:
 原作の内容を大幅に逸脱し、男性間の性愛を主題にした明らかに性的な内容を含みます。不快感を覚える方は画面をお閉じ頂けるよう、お願い申し上げます。

2011/07/13

日本の二次創作(文字系)

   
   
最近寝不足です。気が狂ったように調べまわったおかげで、エロイカものの日本語の二次創作(絵ではなくて文字の部)のうち、ネットにあがっているものはかなり読みつくしたのではないかと思います。パスワードの申請が帰ってきていないところがあと数箇所あるのと、閉じた場所へのめぐり合いは運なので、まだまだ隠れたお宝があるのかも知れません。

私はエロイカファン歴30年近くと長いものの、ネットでは先月からという出戻り新参ぶりです。(要は年寄り) ここ数週間ネットを徘徊しまくっていて、かつてのエロイカサイトの廃墟にたくさんいきあたりましたので、ちょっと前までなかなか賑わっていたんだろうなあと、疾風怒濤の15年のせいで出遅れた自分を恨めしく思うばかり。古株の皆さんは、自分のエロイカフォルダにどっさり保存してらっしゃるのでしょうねえ…

さて今でもネット上でアクセス可のサイトについて、感想等々を書き連ねてみたいと思います。エロイカ二次読者の方なら、下記の書き方で「あ~、あそこか」とわかっていただけるでしょう。そして自分のお勧めが下記にないという方は、ほくそえんでいないで、こっそり私にも教えてください。よろしくお願いします。(←本気のお願いです KHvdE.DRG at gmail.comまでお願いします。)


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【追記】私の記憶用エントリでもあるので、随時追記していきます。

今のところ、検索等でアクセスしやすい中でお勧めなのは、白地に黄緑のサイトの方です。この方は、技巧を凝らした上品な短編を数年前からときおり発表し続けていらっしゃいます。いやその発表頻度のかそけさすら上品でねえ…。私の中の短編部門ぶっちぎり第一位。通常の記事の中にも見逃せないものがあるので要注意です。2009/03/16のエントリとか。

次にmustで言及すべきなのは、魅力的な長編をいくつかネットに置いていらっしゃる方です。url請求制ですが、検索でもかろうじて見つかります。あの中・長編は苦労してでも見つける価値がありましょう。テロリストの話が、ディテイルの積み上げと伏線の張り方が見事で圧巻。ツーリングの話もしみじみ読み応えがあります。語尾の動詞が原形(終止形)で終わる文章が特徴的で、ちょっとやみつきになります。真似てしまいそう。一箇所、ものすごーく興奮して打ちのめされて眠れなくなってしまった箇所があるのですが、どこかは教えません。少佐の性癖に関する伯爵の独白です。

非常に見つけづらいサイトですが、最近開設なさったばかりで、更新から目が離せないところがあります。ご理解いただけるかと思いますが、私は美しい日本語が好きです。日本語ファンフィクの場合、どうしてもストーリーテリングよりも文章の美しさに目が行ってしまう傾向があります。そして、こちらは完璧です。パティシエの繊細な手が作るプチ・フール。職人の技巧から生まれる和菓子。そういった趣です。 もっともっと私を楽しませてください。お願いいたします。

上品なサイトに上品な別室をお持ちで、車に詳しいご家人とお住まいのこの方のも必見。もっともっとお書きいただきたいものです。上流階級出身の青年実業家に扮して某所に潜入する少佐、絵で見たい…。私が経営者なら別室に隠しカメラ仕掛けちゃうけどな。伯爵がたいへん大人なのは、作者の方の成熟を反映しているものと思われます。

私に「隠れ家にて」を書くきっかけのひとつを与えてくれた某さまも、一作だけネットにあげていらっしゃいます。(その後2作追加あり。うひひひひひ。) 私の伯爵とはまたぜんぜん違ったタイプで、同じ事件の後でも反応がまったく違います。少佐が黙って怒り(と嫉妬)に耐え、自分の感情を扱いかねているのが気の毒でいい感じです。「愛の告白に嫌悪と憎悪で答える」は初期のエロイカの基本ですね。基本中の基本。どさくさまぎれに一応くちびるだけ奪っちゃった伯爵はあっぱれ。味わう余裕はなかったようだけど。

うっ、大変。絵のみのサイトと誤解して吟味を後回しにしていたところから大好物を発見。いい具合に微妙に少佐受けのリバ。絵も…絵もよかった・・・(感激。堪能。満腹。)

サバーハの登場は珍しいでしょうか?数年前には盛況であったと思しき某所では、相手にされない哀れなサバーハの姿が見られます。私は彼には愛がないのでどうでもいいのですが、あの後の伯爵と少佐の行方が気がかりです。はやくなんとかしなさい!なりなさい!ページの切れ目にあんなシーンを隠すんじゃない!ふたりとも成人男子として正常な発達を遂げてるんだろうから、とっととやっちまえ!ぐず!

クラウスにめろめろにいかれている可愛いドリアンの、日常の風景を切り取ったシーン集はいかがでしょう。白地にタイトルが水色のブログ形式のサイトです。うちの伯爵も次はこのくらい甘えさせようかしら。この方はときおりアップなさっている絵が、アニメ絵ではなくて重みのある感じで素敵です。多分、薄い本系の方なのでしょう。

白いシンプルなデザインのページには、伯爵とスフレを食べに行ったりする、そして夜はちゃっかり伯爵を食べちゃったりする、ツンデレな少佐もいらっしゃいます。まあ、少佐は世界中どこでもツンデレなんですが。この方も絵が素敵。甘すぎない絵がいいですね。今年はお誕生日企画はないのでしょうか?

絵といえば、九州男児みたいにきかん気でやんちゃな絵を描く方のサイトに長編が載っています。ふたりのそっくりさんが出てきて、主人公四人で話が進むという趣向。少佐のそっくりさんが少佐より大人で、惹かれていく伯爵に少佐がイライラ。妬くぐらいならとっととやっちまえ!ぐず!(またこれか) まだ完結してません。はやくくっつけてあげてください。それともやっぱりくっつかないの?

連作長編もあります。ものすごいやり手(夜の部門)なのになかなかしてくれない少佐と、やはりめろめろの伯爵。暗闇でないと興奮しない少佐が夜の帝王で、伯爵が手玉に取られてます。大学時代の伯爵につまみ食いされたツバメ君の話が、すごくかわいそうでよかったです…。

Qドリの長編連作のサイトもありますが、2007年ごろで更新が止まっています。高校生の恋愛話みたいな可愛らしい話から始まっていたのですが、途中からどんどん・・・。もしかすると、自分の心の深淵が手に負えなくなっちゃったのかも。ものを書くというのはやはり怖い作業なのかもしれません。

A/少佐という、何も起こらない抑制の効いた連作のサイトもあります。残念ながら更新が止まっていますが。私はストーリーテリングよりも文章力に魅力を覚えるほうなので、こちらは私の好みから外れるカップリングの割には大好物でした。もっと読みたいなあ・・・

Zx少佐というところもありますね。私もZくんは好きだけど、私の少佐はつまみ食いはせんだろうな。させちゃおうっかな♪

親切な方に教えていただいて、 ミーxクラを読みました。大好物でした・・・。少佐、どろりとした緑の目でミーシャを見上げないでくれ・・・。おねーさん(←厚かましい)興奮しちゃったよ。ミーシャに体重かけられたら重いよねー。

Q/ドリ/Z/クラも教えて頂きました。でもまだやってなかった。(抑制の外れた表現…) どれでも山盛りご飯が食べられそうでした。Zも可愛いが、Qも可愛い。しかし少佐、かぐや姫状態です。めっきり伯爵愛に目覚めつつある私としては、ちょっとドリが気の毒かも。

エロイカとルパンのクロスオーバーというのも読みました。五右衛門、かわいそ。

エヴァとのクロスオーバー。エーベルバッハ邸で射撃訓練を受けるアスカに、伯爵が意地悪を言いまくっていました。

クラウス総受けで、相手は伯爵以外全員。テーマはSM残虐というパス請求制のところがあって、そこだけはパスを請求する勇気が出ませんでした。別のところで読んだ上品なやつですら、ジェイムズx少佐のは途中でしんどくなってきて読むのがつらかったんだもん。【重要な追記】たぶんこれは私にとって何らかのパンドラの箱を開ける作業にならざるを得ないので、慎重に考えているのでしょう。遅かれ早かれ、という気もしますが。("Sooner or later, this happens to everyone...to everyone..." by Pet Shop Boys)



ほかにもありますか?こっそり私にも教えてください。よろしくお願いします。(←本気のお願いです KHvdE.DRG at gmail.comまでお願いします。しつこい?でも本気。)

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私の次のお話は、28日のお誕生日に出そうと思っています。真ん中がまだぐらぐらしていて、うまく落ち着いてくれません。週末になんとかなるかな。【追記】真ん中をタニス・リーにしたら落ち着いたというかぶっ飛んだというか。28日まで醗酵させてみよう。

それから年内には伯爵とルイに決着をつけたく (無理。翻訳に専念します)、今私の中で正典(原作)とはちがったルイ・サンドリエの造型を固めているところです。上記↑の中断サイトのQが、私が想定していたルイとほぼかぶっていたため、ちょっと違う方向でやり直そうと考えているところ。ルイってどんなやつなんだろう?どういうところに住んで、クラッカーとりんご以外はどんなものを食べているのかな?どんな学校を出てから、どんな経緯で外人部隊なんぞに入ったんだろう。退役したのか契約が切れたのかどっちかな。どこでどんな任務についていたんだろう?ナイフなんか覚えたのは、やっぱそこでかなあ。前に付き合ってたのはどんな男?

いろいろ考えていると、一日24時間では足りませんです。

それでは皆様ごきげんよう。オー・ルボワール。(←Q風に)

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