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このサイトについて: 私自身が30年来のファンであり、また海外のslash fandomの一角で80年代から現在に至るまでカルト的な人気を擁する、「エロイカより愛をこめて(From Eroica with Love)」を題材とした、英語での厖大な二次創作群を紹介・翻訳しています。サイト管理者には原作者の著作権を侵害する意図は全く無く、またこのサイトにより金銭的な利益を享受するものでもありません。「エロイカより愛をこめて」は青池保子氏による漫画作品であり、著作権は青池氏に帰属します。私たちファンはおのおのが、登場人物たちが自分のものだったらいいなと夢想していますが、残念ながらそうではありません。ただ美しい夢をお借りしているのみです。

注意事項:
 原作の内容を大幅に逸脱し、男性間の性愛を主題にした明らかに性的な内容を含みます。不快感を覚える方は画面をお閉じ頂けるよう、お願い申し上げます。

2011/08/05

【海外フィク翻訳】For Dorian's Eyes Only - by Anne-Li



For Dorian's Eyes Only
by Anne-Li
Anne-Li's Slash Page - For Dorian's Eyes Only 
(日本語訳へのリンクは記事の一番下にあります)
【警告】上記のリンクには成人向けコンテンツが含まれています。 
 18歳未満の方、または公共の場所からのアクセスはご遠慮ください。





【重要な警告】「幸せな少佐受け」警報発令中。万人向きの内容ではありません。

ま、私は途中からホロリときましたがね…。(なんでこの内容でホロリなのかは後述) しかし、これは九割九分九厘の人が引くだろうなあ…。日本で受けるのは"Never to late"みたいな話のほうでしょうね。("Never to late"は全く私の好みではありませんが、需要が大きいのはよくわかります。固定された性役割の一般性も含め、性描写のボリュームたっぷりだし、この種のファンタジーをお持ちの方にはいいご馳走だろうと思います。)

一方、"For Dorian's Eyes Only"は、多くの人にとってはかなり読みづらい内容なのではないでしょうか。少なくとも私は変な汗をかきながら訳しました。ただ、訳しながら感じていたのは、ああ、これはついにセリアズを受け入れたヨノイのその後の物語なのだなあということです。そうです。"Merry Christmas Mr.Lawrence"です。原作のタイトルをご存知ですか?「The Seed and the Sower(種子と蒔く者)」、種子とは愛、セリアズはそれを撒く者です。セリアズもまた、花を身に飾ることを恐れない勇者でした。

黄金は柔らかですが粘り強く、折れません。鋼鉄はあくまで硬く、そこに脆弱さを秘めているように思われます。伯爵が、少佐のその脆弱さに密かに配慮した描写こそが、私をホロリとさせた部分です。心臓の強い方はどうか探してみてください。そういえば、seedには精液の意味もありますね。ではでは、幸せな種蒔きのお話をどうぞ。(自己責任で)


【再度警告】「幸せな少佐受け」警報発令中。万人向きの内容ではありません。

    For Dorian's Eyes Only (日本語訳はこちら)

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